2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

文才なしがSS書いたっていいじゃない

1 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/12(木) 10:21:12 ID:8iOYY0b0
ギャルゲー関連のSSとかを投稿して読んで喜ぶスレ
素人でもとりあえず書いてみれ、玄人ならなおのこと書いてみれ

諸注意・心構え
・元ネタは明記、SS名もあればよし
・短くてもおk、下手くそでも(・ε・)キニシナイ!!
・批判批評は甘んじて、煽り荒らしは華麗にスルー
・批判する側もあまりきつくはいわない
・投下して反応がなくても泣かない
・長編投下するときはまず断る、酉をつけるとなお良し
 (酉の付け方:名前欄に『#任意の文字列』と書く)
・基本sage進行だが過疎りだしたらageてみるのもあり

投稿不可のもの
・媒体を問わず既に発表済みのもの
・直接的なエロ描写を含むもの
・その他、著しくギャルゲー板の趣旨を逸脱したもの
 (板・スレ活性化のため、漫画・ラノベやエロゲは容認で)

その他必要だと思うことがあれば随時適当に追加してください

2 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/12(木) 10:28:14 ID:c9lklQYp
いや、イカンだろ

3 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/12(木) 10:42:24 ID:+FZCjJlZ
5W2Hと言うものがあってだな、

4 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/12(木) 11:32:08 ID:/wlEEw0u
SSキメェ

5 :1:2006/10/12(木) 12:31:11 ID:lOHBAf9h
荒しは消えろ 屑

6 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/12(木) 20:28:40 ID:vUMeIfI7
来月辺り、暇があればEver17の武とつぐみんのafterを書いてみたいと思う。
武が記者、つぐみが助手としてライプリヒを糾弾するという話にする予定。

7 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/12(木) 21:49:10 ID:Vta/zcm7
じゃ俺は、CLANNADで。



8 :夜光 ◆WZUNqKEFyc :2006/10/13(金) 00:01:55 ID:ogliLp65
駄作を暖かく迎える雰囲気が名作を産む土壌となる。

9 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/13(金) 02:14:23 ID:gUFHwwW6
そういや、ガンガンでひぐらしのオリジナルのシナリオを公募してたな。
もちろん、竜騎士氏の監修で。

10 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/13(金) 03:40:13 ID:vHtV/clt
角川の型月
スクエニのひぐらし

11 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/13(金) 09:50:54 ID:wE/seUTM
二次創作じゃなくてオリジナルでもおkなら投下したい

12 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/13(金) 11:35:41 ID:vvqcQJE3
>>11
ぉK
俺も人のこと言えないし

13 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/13(金) 19:02:22 ID:vHtV/clt
ssは何文字くらいが基本?

14 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/13(金) 22:40:18 ID:/+YLycgB
特に決まった基本はないと思うけど
二〜三行でも面白いのはあるし

15 :ota爺 ◆sw9WaSu5gM :2006/10/14(土) 00:41:41 ID:jvA7Yh0j
少し前に落ちたスレでSS途中まで書いてたんだが、それは発表済なのかな?
ダメなら、新作書いてみるが…。


16 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/14(土) 01:18:44 ID:8nMdM2Li
>>15 そのくらいならまあいいのではないかと

17 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/15(日) 18:55:35 ID:fVWmbOgf
とりあえず、はやいとこ1作目きぼん。

18 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/15(日) 22:16:00 ID:/kiWyVyj
何だか彷徨っているとこのスレに救助されたのですが、
ここってクロスオーバーありですか?
考えてるネタが二つほどあってどっちかをヘタながら書きたいなと思う今日この頃です。

19 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/15(日) 22:45:05 ID:Jvhv9evQ
>>18
いいんじゃない?まあギャルゲ板だしその範疇なら。

20 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/15(日) 22:54:05 ID:/kiWyVyj
>>19
了解しました。なら某スレでお蔵入りにしたネタから掘り出してどっちかを書かせてもらうかもしれません。
・とらいあんぐるハートシリーズ+戦国BASARA+おまけ
・バルドバレット+ガンダムSEEDシリーズ

取り敢えずは他の人をwktkしておきますか

21 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/16(月) 03:56:16 ID:3vSon93y
みんな制作中なのかな?ガンガレ(´・ω・`)

オリもネタが浮かび次第、投下する…

22 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/17(火) 23:16:14 ID:WkiLwmhs
ジャンル:オリジ
(過去スレ『こんなギャルゲーキャラは嫌だ』からキャラの特徴を抜粋したもの)



 陽光の光が、カーテンの隙間から差し込む。その微かな眩しさに一瞬、開きかけた瞼を閉じると、その表情は暗く落ちた。最近、朝はいつもそうだ。鬱になってしまう。
「……また、学校か…………」
 そう呟くと、珍しくも思い出へと浸る。学校に行くにはまだまだ早いだろう、その時間の中脳裏に過ぎる過去を見る。




「……ね、だから、ぼく、今日でいなくなっちゃうんだ…………」
 幼き日の思い出。浮かんだのは既に名前も覚えていない少女。その少女は、幼き頃の自分の姿を見て泣いていた。
「うっ……いやぁ…。あたし…………なのに……」
 途切れがちに言う少女は、涙を手で拭いながら自分を見つめている。
 思い出してから気づいたが、その少女は随分と綺麗な身なりだったと思う。服とかには疎いのでどうとは表現できないが、自分とは住んでいる世界が違うような、そんな感じだった。


23 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/17(火) 23:17:26 ID:WkiLwmhs
「…………起きるかな」
 そこで思い出すのを止めた。自分にとってもいい思い出でもなかったし、何より朝から御涙頂戴の出来事なんて思い出したくない。
 ベッドからのろのろと起き上がり、カーテンを開ける。日の光が差し込み、部屋が明るくなる。そろそろ7月に入る頃で、最近は暑い。窓を開け網戸を降ろし、部屋を出た。
 階段を降りて洗面所へと向かう。目覚めからの鬱は未だに晴れない。歯を磨きながら玄関へと新聞を取りに向かう。そして誰もいない居間で新聞を広げて文面を読みながら歯を磨く。いつもの朝だ。
 そうして、“そろそろ来るな”と思った矢先に、玄関のインターホンの音が鳴る。
「雅ーーー!!起きてるかー?」
 やたらと大きい声が聞こえてくる。いつものように、玄関へと向かい、声の主を迎える。
「起きてるって……それにしてもうるさいよ墨人(すみと)…」
 俺が迎えた、目の前にいる好青年っぽいやつの名前は『鈴村墨人』という、イケメンなやつ(といっても、僕から見てそう思うのであって、周囲としてはその評価が『多少』程度らしいのだが……)で、性格も悪戯好きと日常生活で発する奇妙な発言。
 まぁ、その二つを抜かせば至って普通の人間で、僕の友達だ。
「っとに、早くしろよ?そんなにのんびりしてると、学校に間に合わなくなるぞ」
 墨人が僕を促すように言う。壁に掛かってある時計を見ると、既に7時半を過ぎる頃だった。
「わかったって。ちょっと待って」
 歯磨きを終わらせ、二階へと向かう。部屋の中で制服に着替え、ふと机を見る。
 机の隅に、小さく文字が削られてあった。昔……両親が生きてた頃に自分の名前と、父さんと母さん、両方の名前を掘ったものだ。少し擦れて見難いが、確かに俺の名前の『静野雅』と両親の名前を読んだ。
(って、こんなことしてる時間もないって!!)
 腕時計を見ると7時50分を過ぎたところだ。学校へはギリギリ間に合うという微妙な時間だった。
「早くしろーーーー!!」
 墨人が急かして僕を呼ぶ。急いで駆け降り、そして一段踏み外しそのまま落下する。



24 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/17(火) 23:22:05 ID:WkiLwmhs
「普通に間に合うな」
 腰を抑えて歩く僕の隣で墨人が言う。家から出た矢先に少しばかり走り、信号無視まで決め込んでしまえば案外遅刻はないものだった。あちこちに同じ制服を着た生徒が見える。
「てか……普通に学校行きたくないんだけど………」
 そして、僕は学校に近付く度に溜め息を吐く。もはや日課となりつつあるこの動作を見て、墨人は声を掛けてくる。
「確かに……毎日毎日延々とあんなことやられてたら、お前も1年で死ぬかもな」



長編?になるかもしれません;;もう少し投下して今日は落ちます

25 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/17(火) 23:33:58 ID:WkiLwmhs
 気を紛らわすべく、墨人と他愛のない雑談を交わす。事情を知っている墨人は快く僕の誘いに乗ってくれる(単に、僕がそう思っているだけかもしれないけど)
 そして、視界の末端に校舎が見えてきた。外見的な特徴は……特にこれといったものは無いけど、県立高の中では中の上、程度の私立高校『私立創櫻高等学校』が見えてきた。
「あ〜あ、着いた着いた」
 わざとらしく墨人は僕を見ながらそう不満一杯の口調で話す。
「今日って日本史の小テストだろ?なんも勉強してないんだよなぁ」
「……墨人は気楽でいいね………」
 ああ、憎たらしいったらありゃしない。一瞬、というか現在進行形で殺意が沸いてきている。
 既に腰の辺りまで伸ばしている自分の髪の毛を指で掬い上げながら、僕は深く溜め息を吐いた。


今日は落ちます

26 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/18(水) 00:04:24 ID:xmjj5AQl
>>22-25
1発目、とにかく乙w

27 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/18(水) 01:17:11 ID:p/w7ip5o
>>22-25
乙です。内容は楽しみだが、>>1にあるようにトリップはつけた方がいいぞ?
今はまだいいが、人増えるとゴッチャになる可能性がある。長編ならなおさら

28 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/18(水) 12:20:55 ID:gS40oeAb
>>27
スマソ;;すっかり忘れてたorz


 少しばかり恐る恐る教室へと向かう。既にクラスの椅子は半分ほど埋まっているが、どうやらまだ安全なようだ。
「おっ、よかったじゃ━━」
 墨人が言い終わる直前、つい5秒ほど前に閉めた教室のドアが勢い良く開いた。
「ちょっと失礼、雅さん。貴方の存在が邪魔で通れないのですが?」
 自分の背筋が氷ついたのが嫌でもわかった。しかし、決して表情を崩さず、あえて普段通りに背後の声の主に言葉を返す。
「あ、ゴメン……静波さん」
 振り返り形だけでも謝罪を述べる。静波さんは長く伸ばした明るいピンク色の髪を揺らしながら、僕の横を通り過ぎる。
 ━━瞬、透き通るような青い瞳で、異物でも見るかのような表情で僕を見てからだけど。
「まぁ、とりあえず今日も頑張れよ」
 隣に居た墨人が呟くように僕に声援を送る。
「いや……そう言われても困るんだけど………」
 はぁ、と再び溜め息を吐き窓際の最後尾にある自分の机へと向かった。



29 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/18(水) 22:49:29 ID:pQJ49DMR
途端に、教室の中に居るのが居心地悪くなった。静波さんは僕より横2列、後ろから3列目に置かれてある席に座る。

 ――静波繁縷。多岐に渡る企業の頂点に立つ静波財閥のお嬢様。どうしてこんな平凡な私立高に通っているのかは……よく分からないが、噛み砕いて言えば凄いお嬢様。
 ピンク色の伸ばした髪、青い瞳、整った顔立ちと、墨人曰く抜群のプロポーション。確かに、外見は良いのかもしれない。だけど――
「雅さん?聞いていますの?」
 と、いつの間にか静波さんが僕のすぐ側まで来ていた。
「え?ああ…はい、なんですか?」
 しまった、と思いながらも僕は返事を返す。眉を顰めながら静波さんはおもむろに財布を手に取り、中から小銭を数枚取り出して僕の机の上に置く。
「わたくし、喉が渇いてしまいましたの。よろしければ代わりに販売機のほうまで買いに行ってきてはくれませんか?」
 蔑むような目で僕を見るが、その声は明るく、顔を見ないで声だけ聞いていたら自然と反応してしまうだろう。
「あ…はい、わかりました」
 けれど、僕はそんなことを考える前に既に小銭を手に取り、教室を出た。



 ――2年生となった四月に、突然転校してきた静波さんは、一度僕に声を掛けてきた。
『こんにちは。お元気ですか?』
 丁度、帰宅の途中で、墨人も始業式を途中でサボってゲーセンに行ってたから、僕は一人で歩いていた。そのときに静波さんは僕に話し掛けてきた。
『あ、あの……』
 別段、彼女は僕に面識はないだろう。無言でいる僕に視線を向けたり、逸らしたりしながら時間が過ぎていく。
 そして、その空間が崩れたのが――



30 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/18(水) 22:52:13 ID:pQJ49DMR
「あ、雅くんー」
 廊下を歩いていると柔らかで馴染みのある声が聞こえ、僕は後ろを振り返った。
「ん、どうしたの愛美?」
 腰まで伸ばした水色の髪にウェーブ掛かっている彼女『巴愛美』。小学校の頃からの付き合いで、何かと会話する機会も多かったから、同じ中学出の僕と墨人と愛美と3人、1年の入学式以来からはよく3人でいたりしていた。
「なんか肩落してあるいてたから……また“いつもの”?」
 心配そうに愛美は僕を見る。2年になってからは愛美だけがクラス替えで僕と墨人とは離れてしまってからは、こうして廊下で会ったときや放課後でしか会話することが無くなった。まあ、最近のことは墨人があれこれ話してたらしいけど。
「まあ……ね。とりあえずもう少しで予鈴も鳴るし、後でね」
 僕がそれだけ言うと、愛美は笑顔で自分の教室へと戻っていった。



31 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/18(水) 22:52:59 ID:pQJ49DMR
 ――そう、そのときの空間が崩れたのは愛美が現れてからだった。
『雅くんー』
 静波さんの遥か後方から手を振りながら現れた愛美は、静波さんの横を真っ直ぐ通り過ぎ、僕の目の前にやってきた。
『あ、愛美……なあに?』
 僕が軽く返事を返すと、愛美は制服のポケットから何やら出して笑顔で答えた。
『えっとね、これ、喫茶店の割引券。新しく出来たトコなんだよ。墨人くんも誘いたかったけど帰っちゃったみたいだし、2人で行こうかなーって…て』
 と、ようやくここで愛美は後ろを振り返った。今の今まで静波さんに気付かなかったと言わんばかりの表情で、そして再び僕に視線を戻す。
『あ〜……友達?』
『え、違うよ?なんか僕に用事があるみたいで……』
『へぇ〜…あ、そうだ!!』
 突然声を大きくしてそう言うと、愛美は静波さんに向き直り、おそらく墨人に渡す予定だったのだろう、割引券を差し出した。
『よかったら一緒に行きませんか?私たちの友達も一人行けなくなって――』
 そして、最後まで言い終わる前に静波さんが声を張り上げてそれを遮った。
『いいえ、わたくしはこれといった用事もありませんでしたし、彼に声を掛けたのも偶然ですので、どうぞお二人でごゆっくり』
 先ほどとは同じ口調だが、雰囲気がガラリと変わった。笑顔だけれど眉を吊り上げながら、静波さんは僕たちの横を通り過ぎ、スタスタと歩いていってしまった。



今日はここまでにします。gdgdでスミマセン;;

32 :ota爺 ◆sw9WaSu5gM :2006/10/19(木) 06:32:11 ID:pOGDzQ3b
◆rC65EX7nqw  乙。&GJ!wktkですお

33 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 11:04:13 ID:mzFm6WKC
Ever17

What's your NAME.1 
(ネタバレ・有)

目の前に、推定17才前後、高めに見積もっても、二十代
を超える事は無いと言える、黒一色の服装に身を包んだ女の子がいた。

だが、俺は知っていた。彼女が40才である事を。
そして、名前や顔、普通の人間ではない事も。

その彼女の前で、俺は、許されざる嘘をついた。
「俺の名前は、倉成 武」と。



34 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 11:36:42 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.2
俺の目の前の彼女の名前は、小町つぐみ。

彼女の顔が、一瞬驚愕し、直ぐに憤怒、憎悪の顔へと変化した。
当たり前だろう。
何故ならその名は、既に、故人の名前でもあるのだから。
そして、つぐみが、最も愛した人の名前でもあるからだ。

「何の冗談?あなたは、誰?」
「…い、いやだから、今名乗ったじゃねーか」
「倉成 武、ね…」
「納得してねーな、オイ」
「当たり前じゃない」
だって、本当の武は一
つぐみは黙った。
この目の前の、正体不明の謎の男
に、いかなる目的があるのかを、しばし考えはじめた。



35 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 12:31:53 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.3

つぐみは、とりあえず、謎の男の首を締め上げた。

今周りに、二人以外に人影は無かった。
それをいい事に、つぐみはプロレスラーも真っ青な、
見事なネッキング・ハンド・ブリーカーで、謎の青年の首を、
かなり強い力で締め上げたのだ。古典的方法
ではあるが、手っ取り早く真相を究明するには、
確かに有効だと言えた。
「さあ…早く本当の名前、素性を明かしなさい」
「ッ!…ぐえ!」
く、苦しい一
やべぇ…マジで…死ぬ、か?…

俺が死んだら、この計画は、当然ご破算だ。
やっぱり、今ここで本名を名乗り、つぐみにも、計画の全貌を話して一

意識が朦朧とする。
その薄れゆく意識の中、俺は思い出した一
「優一」


36 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 13:09:15 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.4

優一
本名は、
田中 優美清春香菜。
(タナカ ユウビセイハルカナ)
早口言葉では無い。念の為。
今回の計画の首謀者、にして牽引役(?)と本人は言っていた。

「つぐみに、予め話を?」
「ああ、別に問題無くないか?元々、余計な事を喋る
様な奴じゃないしさ」

「一ダメよ、(そう言う筋書きじゃなくなる)から」

「はあ?何だそりゃ?!」

「聞いて、カブラギ…」

俺はそこで、優から聞いた事を思い出した。
BWー(ブリックヴィンケル)
早口言葉ではない。念の為。

第3の眼一4次元的存在の話。
そのBWから教えられた、17年後の世界のあるべき姿を一

そして17年前を、完全に再現しきる事ができた時、BWは
完全に覚醒して、俺たちの悲願を叶える、力強い味方となり得る一と。

(ココ…)


37 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 14:12:54 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.5

つぐみの手は、いよいよ男の、カブラギの首を、もぎ取らん
ばかりに、締め上げ続けていた。

俺は一(ぼくは一)

「殺すわよ」

冷たく耳に響く、つぐみの声。

(今ここで、本名さえ明かせば、この苦しさから、解放されて一終わる)

終わる一

17年前の、あのココの、明るい笑顔を取り戻す事も。

「ぼ…俺の名前は」


「くらなり、たけ…し」

つぐみは、カブラギの首を、締め上げるのをやめた。



38 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 14:37:50 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.6

「いいわ…付き合ってあげる」
つぐみは、カブラギの首を放してから、やや悪戯っぽく笑い、そう言った。
「あなたに、そこまでの悪意は感じない
し、組織の者、て気もしないし」

「だから、言ってるだろ?本人だ、って」

カブラギの方も、首締めから解放された余裕も手伝い、
負けじと不敵な笑みで、つぐみを見て言った。

「フン、言ってなさい」
つぐみはふい、と横を向いて続けた。
「あなたに興味がわいたわ。どんな理由で、嘘をつき続けてるのか、ね。
でも、必要以上に馴々しくしないでよね」

「馴々しくも何も、馴々しくする隙
がなかったじゃんかよ」
「ま、失礼ね。それじゃ…」
つぐみが手を差し出す。(お手?)
「?」

「お腹空いたわ、武」

こうして、俺(偽武)と、つぐみの1週間が始まった。


39 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 15:08:32 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.7
2034.5/7
インゼル・ヌルの海上一
BWが覚醒し、事の真相がほぼ全て解明され、計画は成功した。

ココも、本物の倉成 武も、無事救助され、正に奇跡の生還を果たした。
しかし俺の気は重かった。
彼女に、何を言えばいいんだろう?

カブラギは一人、沈んでいた。

いくら計画であったから、とは言え、つぐみを騙し続けた事実
に悩む自分の心を、自分の中で燻らせていた。

ココには勿論話は聞いた。
だが一度は、直に俺から話しておかないと、マズい気がした。

俺は、ぬいぐるみに向かって歩いていた。



40 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 15:30:06 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.8

みゅみゅーんと並んで、俺は座った。

「どうしたの、武?ふふ…」
つぐみの顔は明るい。
「勘弁してくれよ、もう」「あ、ゴメンゴメン!」

「あ!い、いや!謝るのは…その、俺の方、だ。
今まで、黙っててゴメン。悪かった、と思ってる」

しばらく、沈黙。
やがて一

「ねぇ?ちょっといい?」「え?あ、ああ…うん」

呆気にとられた俺は、そのまま頷く。
それから、つぐみは今までの事を話し始めた。
明るく楽しそうに一
そう、実に楽しそうに。
「ちゃんと聞いてる?」
「ああ。でも、それが一体…」
「私の、あなたへの答え」
「え?」

「ありがとう…」


41 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 16:08:51 ID:mzFm6WKC
What's your NAME.9

一週間前、俺は、彼女に、小町つぐみに、嘘をついた。
「俺は倉成 武だ」、と。
そして今、目の前の彼女、小町めぐみに真相を語り、
俺は、許されざる嘘への、罰を覚悟していた。

だが、彼女は言った。
「あなたの、その嘘をつき通した覚悟が、この幸せを掴む
きっかけにもなったの。だから、あなたに
罪は無い。あるのは功績だけ」
「だ、だけど…」

「胸を張りなさい。卑下する事は、何も無いわ」
みゅみゅーんを着たままながらも、つぐみの手が、カブラギの手を、強く握る。
「これからもよろしく!ね?」

その笑顔で理解した。
許された自分を一

目の下を拳でぬぐった。少し、湿っていた。

視界はやや難有りだが、天気は快晴、今の気分と全く同じだった。(Ende)


42 :Ever17未経験者:2006/10/19(木) 16:34:11 ID:mWW3troq
>>33-41
乙。
文章がかなり読みやすかったお。
また書いてちょw

43 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/19(木) 16:44:38 ID:mzFm6WKC
>42 レスサンクス!


携帯からなんで、あまり一回に長編は無理なんだ。
でも、機会があればまた!



44 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/19(木) 22:55:52 ID:LQSQ47yx
Ever17知らないが面白かった。また書いてくれると嬉しいよww

45 :続き ◆rC65EX7nqw :2006/10/19(木) 22:57:58 ID:LQSQ47yx
「……はあ、なんであのとき声掛けられたんだろ?」
 呑気に考えながら1階にある自動販売機に小銭を入れて缶コーヒーを買う。静波さんは僕をパシリに行かせるときはいつもコレを言いつけてくる。もはやこの行動が毎日の日課だ。
 嫌だと思うときもある。というか、嫌だと思うばかりなんだが……まあ、相手にしなきゃそれでいいとは思うんだけど……
(断れるわけ………)
 ――そう、だって僕は…………
「あ……………」
 そこまで考え込んでいて、思考が停止した。販売機の下から缶コーヒーを取り出し、面を上げた瞬間、目の前に静波さんの姿が写った。
 しまった。もしかして愛美と話してたから遅くなっちゃったのか……謝らないと。
「その……すみません、遅くなって……」
 丁度、腰を上げようとした瞬間だったから、上目遣いに静波さんを見る形になってしまった。物凄い剣幕…というわけでもない静波さんの表情は、ただいつものように僕を見下している。
「別に……あまりにも遅いので様子を見に来ただけです」
 不意に、静波さんの表情が歪んだ。
「……普段の貴方なら、すぐに戻ってきますし、遅くなるなんてことはありませんでしたからね」
 嫌味たらしく言っているのか、僕には分かりかねてしまうけど、決めたことだ。
「これからは、もっと早く戻るようにしますね」
 嫌な顔一つせずに、僕は頭を垂れた。心の底で彼女を非難し、徐々にストレスが蓄積されていく感覚が身体中に広がっていく。


46 :続き ◆rC65EX7nqw :2006/10/19(木) 22:59:36 ID:LQSQ47yx
四時限目開始前の休み時間、朝に墨人が言っていた日本史の小テストが次に始まる。別段、僕は始まる前に教科書を開いて最後の暗記に掛かる、ということはしないのだけれど。
「なあ雅、岩倉使節団のさ………」
 墨人が熱心に僕に教科書の中身を訊いてくる。そんなに必死ならちゃんと勉強すればいいのに、と思う反面、頼りにされて嬉しい、と思うところもある。
 しきりに、静波さんがこちらを見てくるのが気になるけれど……。
「でさ、ここって……」
 言いかけた墨人がピタリと止まった。そして、僕に顔をギリギリまで近づけてくる。別段避けるつもりもなく、墨人の囁きを聞き取る。
「なんかさ、最近やたら扱い酷くなってね?」
 触れないで、と思ったけど、墨人は僕の心情を理解してくれる数少ない友達だから、少しだけ頷いた。
「うん……けどね、ちょっと前と変わったんだよ」
「なにが?」
「最初の頃と比べたら、前よりも怖い顔で睨まれたりしなくなって、今日も……なんか変な顔してたよ」
 4月当初は、もしかしたら殴られたり刺されたりでもされるのではないか、と思わせられるような表情で静波さんは僕を見ていた。
 それが、最近―7月に入った辺りなのだが、それが少なくなった。睨まれる、というよりは愚図を蔑んだりするかのような表情を僕に向けてくる。と思えば、無表情で僕から目を逸らさないときもある。
「まあ…前よりマシになったんならいいんじゃねえか?」
 軽く言う墨人対して、僕は深く考え込んでしまう。確かに、最初の頃は僕に対する暴言は時と場所を問わずに散々吐き散らかされていた。それが無くなったのはいいことなのだが。
 なんて言えばいいのか、威圧感がある。面と向かって会話をされると息苦しくなる。目を逸らしたくもなるけれど、それは出来ない。やっぱり決めたことだから。
「……っと、そろそろチャイム鳴るな」
 と、墨人が言った途端、本当に予鈴が鳴り響いた。教科書のページを捲りながら墨人は席へと戻る。それとほぼ同時に、先生も来た。
 ああ、息苦しいまでに静波さんと話すのが嫌だなんて、このままだと、本当に死んでしまうかもしれない。もちろん、ストレス死という形で。



47 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/19(木) 23:00:07 ID:LQSQ47yx
「それじゃあ、当番はちゃんと残ってね」
 六時限目が終わり、HRを終了させてから担任の『望月 由紀恵』先生が当番は残れとだけ言って生徒のほとんどを帰らせた。
 その当番というのは、ドコの学校にもある至って普通の掃除当番なのだが。
「てことで、墨人は先に帰っててよ」
「オッケー。それじゃ終わったらメールくれよ」
 墨人は当番ではないので、一足先に帰らせる。待たせるのもなんだし、遊ぶ約束もしてたから掃除が終わったらメールを送る予定だ。
「それじゃ“くじ”作るからね〜」
 その真後ろで、先生がウキウキしながら紙にペンで縦線を何本か書いて、それから横線を何本も加えていった。
 つまり、当番の中で分担を決めるのは、毎回アミダくじで決定されているのだ。
「それじゃあ、好きなところに名前書いて」
 各々が紙に名前を書き加えていく。僕含め合計で5人、くじを引くことになるのだけれど……
「余ったところは雅くんね」
「あ、はい」
 別段、くじの場所なんてドコでもいいので、毎回先生が余った場所に僕の名前を書き入れる。……隣にはしっかりと、『静波繁縷』と丁寧に名前が書かれてある。



48 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/19(木) 23:00:40 ID:LQSQ47yx
「まだ終わりませんの、雅さん?わたくし、早く帰りたいのですけれど……」
 見事、当たってしまったということで、現在は音楽室の掃除をしている。もちろん、僕1人で。
「もう少しですよ」
 催促してくる静波さんと、せっせと掃除をしている僕と、特別教室なので5人のうち2人がこの教室に来ることになる。
 今日だけでなく、何度も静波さんと音楽室の掃除に当たったことがある。その度に僕は1人で掃除をし、静波さんは終わるのを待つ。それが当たり前のようになっている。
 静野と静波、苗字の頭が一緒なだけに、出席番号順で当番が決まってしまったときは軽く凹んだりもした。
「……ふう」
 ゴミをゴミ箱へと投げ、そこからゴミ袋だけを取り出して縛り、新しいゴミ袋に換える。ようやくこれで掃除は終わりだ。
「終わりました」
 機械的に僕は言って、ゴミ袋を2つ、両手に持って静波さんと音楽室を出る。ドアを施錠している静波さんを置いて、僕は階段を降りてゴミ捨て場へと向かう。
「あら、雅くんじゃない」
 と、そこへ丁度良く?間延びした口調で目の前に先生が現れた。どことなく上機嫌に見えるのは気のせいか。
「掃除、終わりましたよ」
「丁度良かったわ。ちょっと保健室まで来ない?」
 それを聞いたとき、正直かなり嫌な顔になれたと思う。無理やり無表情を取り繕ったけれど。
「え〜……けどゴミ捨てもありますし…」
 しかし、丁度良く(本当に丁度良かった)ゴミ袋を両手に抱えているじゃない。これは断るいい口実だ。
 と、思った。絶対にこれは上手く避けれると思った。が……
「それなら、わたくしが代わりにゴミ捨てに行ってきます」
 突然、後ろから静波さんが僕の両手からゴミ袋を掠め取った。先生に鍵を渡して、軽く会釈してスタスタと廊下の角へ曲がり見えなくなってしまった。
「よかったわ〜、静波さんが持っていってくれて。それじゃあ、行きましょう」
 僕が嫌だと思うことを見透かしているのか、はたまた先生が相手だったから代わりにゴミ袋を持っていってくれたのか、静波さんの考えはきっと、前者なのだと思った。



49 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/20(金) 11:41:34 ID:OjRNGsHc
>>45-48
乙GJ!!
しかしこれは開始から主人公がイジメにあっているとは………

50 :310:2006/10/20(金) 14:35:06 ID:5lKnCXh1
ここで空気を読まずに初代スレ310の俺が降臨
受験とかしばらくきてなかったけどまとめとかできてたんだな

51 :知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2006/10/20(金) 14:55:44 ID:Al5P4Ku4
>44 感想、乙!

そして、GJ一!!

今、そちらさんのSSにも目を通し、読ませてもらってます!

友達、幼なじみ、お嬢様、先生…

これからの展開に、wktk!
こちらは後、
インタールード、こみパ、ゆめりあ、CLANNAD、
辺りのどれかから、狙ってみたいと思います。



52 :続き ◆rC65EX7nqw :2006/10/20(金) 21:38:30 ID:9uhHYCV4
 今週は保健室は閉鎖されていた。保健室の先生が出張のために不在だったらしくて、生徒は利用できなかった。
「ちょっと待っててね〜」
 といいながら、先生は保健室に備わっている台所へと向かう。思うけど、どうして保健室には台所なるものがあるのだろうか……
「〜♪〜〜♪」
 長いソファに座って待っていると、先生の鼻歌が聞こえてくる。普通に聞くだけなら、それはそれでいいモノなのかもしれない。
 しかし、それと一緒に飛んでくる匂いで、気が滅入ってしまう。あまりこういう人は少ないのだろうけれども。
「はい〜。今日はねえ、初めて買ってみたパック使ったんだよ」
 と、差し出されたのは紅茶。
 そう、紅茶なのだ。
「へえ……」
 これだけ言葉を発することは出来たが、それ以上は喉の奥につっかえて出なかった。
 どうも、紅茶は苦手だ。
 まず、匂いが嫌だ。そりゃあ、“匂い”なんだから決して悪くはないのだけれど……匂いだけで甘すぎる。紅茶が趣味だという先生の考えが分からない。
「飲んでみてくれる?」
 催促されて、言われるがままに飲んでみる。もう、言葉に言い表せれない。とにかく、紅茶や、そんな類の匂いや味が苦手だ。正直、先生は保健室が空く度に何度も僕を誘っているが、その度に断りたくなる。
「美味しいですね〜。どこで買ったんですか?」
 けれども、先生は好意で誘ってくれているのだ。断るのも……後ろめたいものがある。
「そう?よかった〜♪それね……」
 こうして、先生の話を聞く。1年の頃から先生が担任だったけど、2年になってからは何となく存在が大きくなったような気がしている。
 …………最近は嫌気が差している学校生活の中で、唯一ゆったりした時間を過ごせる場所だからだと思う。
(大事にしよう……。紅茶は嫌だけど………)
 おかわりを勧めてくる先生を見ながら、僕は少し、ほんの少しだけそう思った。


53 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/20(金) 21:40:04 ID:9uhHYCV4
『終わったよ。ゴメン、先生に捕まってた』
 校門を出て、墨人にメールを送った。あれから3杯ほどおかわりをさせられたが(当然、口の中が最悪なことになっている)ようやく解放された。
 メールの返事は、すぐに返ってきた。
『南無。てことで、いつもの場所で待ってるからな』
 いつもの場所、と返ってきて、すぐさま目的地へと向かう。もちろん、家に戻って着替えてからだけど。
 着いた場所は、大通りの交差点の一角だった。そこで墨人が右往左往しながら僕を待っているのが見える。
「墨人ー」
 声を掛けると、案の定すぐに振り返った。
「遅いっての」
「ゴメン、先生に拉致されてて……」
「まあいっか。それじゃ、ゲーセンでも行くか」
 墨人に連れられてゲーセンへと向かう。着いた場所は最近新しく開店したばかりの『PABOSI』という名前の店だ。
「んじゃ適当に遊んでようぜ」
 中に入るや否や、墨人はお目当てのゲームをやりに店の中へと消えていった。
 それで、僕はというと………
「暇…………」
 そう、墨人にでも誘われなければ絶対に行かないだろうゲーセンで、することがない。いや、何をすればいいのか分からない、といったところなんだけど。
(墨人…どこ行っちゃったんだろう……)
 そして必ずすることが、先に行ってしまった墨人を探すこと。大体は格ゲーや音ゲーのコーナーに居るらしいのだが。
 それにしても、よく混んでいる。店側としては繁盛しているんだろうか。まあ僕には関係ないけど……すぐ疲れちゃうのが嫌だな……
「うわ……」
 そんなことを考えていると、目の前に数人の、いかにも柄の悪そうな人達がたむろしていた。
 無理に通ろうとせずに回避回避、そう思っていたのだが……


54 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/20(金) 21:41:10 ID:9uhHYCV4
「あ、ねえねえキミ、一人なの?」
(うう……)
 案の定、その中の一人に目をつけられてしまった。嫌な予感はしてたんだけど……こういうときに墨人がいないのがなあ……
「ち、違います…。友達と一緒で……」
「ええ?そんなのいいじゃん。俺たちとどっか行こうよ?」
 なるべく、他の連中から離れるように歩いて、何とか目の前にいる男と1:1で話す形になっている。けど…墨人のところまで行けるかな………
「ほら、早く行こうって」
「あっ……!」
 痺れを切らしたのか、男が強引に腕を掴んできた。少しばかり強く掴まれたので驚いてしまった。
 まだ堪えられるか……けど、限界が来そうで……もう――。
「ちょっと、貴方」
 ………はい?
 反射的に、心の中で返事をしてしまった。いや、声を聞いただけで誰が言ったのかが分かった。背筋に寒いものが通り過ぎていったからだけれども。
「何をしているんですか?そろそろ迎えが来るじゃないですか。早く行きましょう」
 ぽかんとしながら、僕の腕を握っている男は次第にその手を緩めていく。いや、その気持ちは分かりますよ?
 だって、静波さんの後ろで、いかにも怖そうな黒スーツにサングラスなんてSPみたいな格好の人に睨まれでもしたら……ね。



55 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/20(金) 21:41:59 ID:9uhHYCV4
 手を引っ張られて、連れてこられた先は2階と3階とを階段と廊下で繋がれている場所だった。
「あ、ありがとうございます……」
 さすがに、今回は助けてもらってしまった。――向こうは何を考えているのかは分からないけれど。
「…………」
 ……え、黙ったまま…なの?普段ならここで…何か言ってくるのに。
「疲れていますの?」
 いや、何も返事が返ってこないなら、それはそれでよかったんだけれど………って、
「へ?」
 一瞬、耳を疑った。というか、今も疑っている。
「だから、疲れているのかと訊いたんですけれども、どうなんですか?」
 聞き間違いではないらしい。
 ……心配してくれている?しかし、そうは思っても、いつもの無表情な顔が怖いのだが。
「え、ええ……あまりこういうところは来ないから……少し疲れてしまって…」
 墨人が誘わなかったらこんなことにもならなかったけどね。というか、いつもの静波さんと全然違うんだけど……
「……そう」
 ――!!
 今、はっきりと見えた。
 静波さんと、初めて会ったとき、今と同じ表情をしていた。
 今朝たまたまそのときを思い出したのは、運がいいのか何なのか……いや、そういうことじゃなくて。
 あの時と同じように、こっちに目を向けたり、逸らしたり。どこか落ち着いていない。
「あ、あの……」
 今なら、何か訊いたら答えてくれるかもしれない。確信はないけど、思い切って声を掛けてみた。
「――!!」
「あっ……」
 同時だった。声を掛けた途端、静波さんは肩を勢いよく上下させて、物凄い勢いで踵を返してこの場から去ってしまった。――SPみたいな人と一緒に。
 僕はそれを、ただ眺めていて、静波さんが角を曲がって見えなくなったときに、墨人宛にメールを送った。
『疲れたから、外で待ってるね』




56 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/20(金) 21:43:40 ID:9uhHYCV4
今日はここまでにします;;親が二階へと上がってくる・・・・・orz

>>51
サンクス。しかし、自分はリストに挙げられてるゲームに手をつけていない罠OTL

57 : ◆c0xf7D8Z0I :2006/10/21(土) 02:36:06 ID:oqngXBhP
>>52-56乙。
静波さん…すごく気になる存在でつね。今後の展開にwktkします。
俺も書いてみますた。投下させていただきます。


元ネタ:「キミキス/咲野明日夏」
※ネタバレを含むので、未プレイの場合はスルーしてくださいorz


AM10:30

タッタッタッ…
ガチャッ!

→屋上

咲野「…ふうっ。今日も日差しが気持ちいいなあ。」
咲野「え〜と…」
咲野「…。相原君、いないみたいだなぁ。残念。…ま、しょうがないか。
    ちょうどいい天気だし、日向ぼっこでもしていこうっと!」

咲野「ん〜っ…最高w」

58 : ◆c0xf7D8Z0I :2006/10/21(土) 02:36:49 ID:oqngXBhP
AM11:30

タッタッタ…
ガラガラ!

→2年A組教室

咲野「え〜と…あ、あそこ!っと…いないや…。」
?「咲野さん。どうしたの?うちのクラスになんか用かい?」

咲野「え?…ああ、柊君。いや、ちょっと…ね」
柊「…もしかして、相原に会いに?」
咲野「!ええっ?あ、いや、いやまぁそんなこともあったりなかったり…」
柊「…ふふっ。咲野さん、顔が真っ赤だよ?」
咲野「っ!…もうっ!柊君てば。」
柊「はははっ。」

柊「相原、もしかしたら屋上かな?」
咲野「ええっ?(屋上だったら前の休み時間に行ったのに…)」
咲野「ん。分かった、今から行ってみる!」

き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん♪

柊「っと…。どうやら、時間切れみたいだね。」
咲野「…はぁ。そうみたい。」
柊「相原に、咲野さんが探してたって伝えとくよ。」
咲野「え?…うん。ありがと、柊君w」

咲野(ん〜…また会えなかったなぁ。…よし、お昼休みこそは!)


59 : ◆c0xf7D8Z0I :2006/10/21(土) 02:37:21 ID:oqngXBhP
PM12:30

→食堂

咲野「お昼といえば、食堂よね。」

咲野「…なんで?なんでいないの〜〜〜?」
咲野「う〜…もしかしたら、図書館で自習とか?…相原君ならありえるなぁ…よしっ!」
食おば「あら、明日夏ちゃんじゃないの。」

咲野「え?あ、おばちゃん!」
食おば「ふふっ、明日夏ちゃんは今日も元気いっぱいだねぇ。」

食おば「ところで、冷やし中華食べてかない?」
咲野「冷やし中華?…いや、おばちゃん私今急いでて…」
食おば「そうなのかい?冷やし中華、今日までなんだけどねぇ。」
咲野「え…そうなの?」
食おば「そうなのよぉ。よしっ、明日夏ちゃんには特別、超大盛りで出しちゃうからさっ!」
咲野「…」

咲野(…はぁ。食の誘惑に負けてしまった。…だって、お昼ごはん、
    菓子パン1個しか食べてなかったんだもん…はぁ…。)

咲野「…放課後、会えるかな?…」

60 : ◆c0xf7D8Z0I :2006/10/21(土) 02:37:55 ID:oqngXBhP
PM15:30

→図書館、窓辺の席

咲野「…相原君、今日も会えなかったな…。」

グラウンド。運動部が部活の準備を始めている。
咲野「…そろそろ、部活行かなくちゃ。」

相原「咲野さん!」
咲野「!…相原君。」
相原「咲野さん…ははっ、よかった。やっと会えた。」
咲野「へ?」
相原「あ、いや…ところでさ。咲野さん…」

咲野「…ごめん、相原君。」
相原「え?」
咲野「私、もう部活行かなくっちゃ。」
相原「あ…」
咲野「ごめん…。」

61 : ◆c0xf7D8Z0I :2006/10/21(土) 02:38:44 ID:oqngXBhP
ガラガラ…

相原「…咲野さん!」
咲野「…え?」

相原「あの、さ。」
相原「お願い!20分、いや10分だけでも。…部活、遅刻することできないかな?」
咲野「相原君…。」


その日、私は初めて部活に遅刻した。
コーチは私を咎めるでもなく、逆に心配そうな顔してたな。
…結局、相原君とは1時間近く話してた。

だって、10分20分で切り上げられるわけないじゃない?
それどころかもっと…

そう。もっと。私はもっとずっと、彼と一緒にいたい。

明日が、待ちどおしいよ。―――END

62 :夜光 ◆WZUNqKEFyc :2006/10/22(日) 23:19:22 ID:V3h8iIjI
さあ神がかって参りました!!職人さん各氏GJ

63 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/23(月) 06:10:31 ID:O6TV14a9
メモリーズオフ
〜アナザーレイン〜

注*メモオフ好きな皆様ごめんなさい

私は雨の降る国道を走っていた。
彩花「急がないと…!」
恋人である三上智也に傘を届けるため、私は足を動かす。
彼は学校行事の準備のため学校に遅くまで残っていた。秋の天気は変わりやすく、彼の帰宅時間には雨が降り出していた。
彩花「もうっ!今日は夜から雨だから、あれほど傘を持って行けって言ったのに…」
しかし私の心は弾んでいる。愛する彼に傘を持って行くという単純な行動に私は喜びを感じていた。
坂を上がる。踏み切りを越えて、段々と彼に近づいていく。ここの交差点を渡れば、彼にもうすぐたどり着く。
私の心は一層弾む。ゆうゆうと交差点を駆け抜ける。
が、その私の瞳は自身に突っ込んでくる軽トラの存在に気付かなかった。

64 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/23(月) 06:14:29 ID:O6TV14a9
キキードンッ!!
鈍く鋭い音が暗闇を切り裂く。目の前は真っ赤に染まり、私の身体はしばし空中浮遊を体験したあと、
あのコロニー落としさながら地表へと落下した。
彩花「くぁ…っつ…。」
解らない。頭が混乱している。落ち着け。オチツケ。おtつk。
段々思考がクリアになっていく。そして気付いた。
あぁ、私、死ぬんだな…
時速100qは出ていた軽トラがこの華奢な身体に突っ込んだのだ。
サイヤ人やサーヴァントでもなければ、まず生き残れないだろう。
??「…ぶ?」
ああ、死んでも教会に戻るだけならいいのにな…??「…じょうぶ?」
ごめんね智也…私がデビル細胞で出来てないばっかりに…
??「大丈夫?」
認めない…アス×レイは絶対に認めない…やっぱアス×シンだよね!うっ…最後にこれだけは言っておきたかった…
??「シカトとはいい度胸ね。」

65 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/23(月) 06:16:55 ID:O6TV14a9
彩花「!!」
ヤバイ、素で気付かなかった。瀕死の私に必死に話し掛けてくれる天使に…
??「あなたを軽トラで撥ねた者です。」
…もとい悪魔に…
彩花「はっ…あっ…」
声にならない声で答える。
??「ごめんなさい。自由に憧れて盗んだ軽トラでいろは坂を制覇しに行く途中でこんな…。」
彩花「あ…あぅ…。」
??「お詫びにレモンでも食べる?」
彩花「あ…あの…、アナタは?」
??「私はブリトニースピアーズ…」
彩花「(゚O゚;)!!」
??「…に憧れる才女、南つばめちゃんよ。」
彩花「(´・ω・`)」
な…なんなのコイツ。人を撥ねといて図々しい。
彩花「あの…とりあえず救急車を…。」
つばめ「アナタの気持ち、痛いほど解るわ。でもそれは無理。なぜならバレたら私、大学退学になるから。」
し、知るか―!!アンタが悪いんだろうが!!叫びたいが、そんな体力は無い。

66 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/23(月) 06:18:51 ID:O6TV14a9
彩花「あ…あの本当にお願いしま…。」
つばめ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄あぁ!!」
彩香「Σ( ̄□ ̄;!」
つばめ「安心して…貴女は私が救うわ…。だから私を神と崇めなさい…。」
イヤーアナタガソモソモノゲンインデスヨ―?マジコロシテー。
つばめ「大丈夫よ…。こう見えても私、BLACKJACKは読破したから。」
いやいやいやいやいやいやいやいや!?
彩花「いやいやいやいやいやいやいやいや!?」
あまりのことに思ったことをそのまま口にしてしまった。
つばめ「さぁ、行くわよ。」
どこに!?いやだ!私はまだ逝きたくない!
つばめは血まみれの私の身体をひょいと持ち上げ、軽トラの荷台に放り込む。そして自身も運転席へと戻った。
つばめ「Dr. コトーによろしく!」
彩花「いやぁやぁぁぁぁぁ!」
こうして瀕死の私を乗せた軽トラはドナドナと何処かにむかって走り出した。
走り去る寸前、私たちを見つめる男子の目が…。あぁ、きっとこの出来事は彼の一生のトラウマになったに違いない。
そして私の記憶も一旦そこで途切れるのである。

67 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/23(月) 06:20:57 ID:O6TV14a9
??「はっ…!」
気付いたら私は布団の中にいた。少し古ぼけた部屋。知らない臭い。年期の入ったアパートを連想させた。
つばめ「気付いた?」
??「!?」
そこにはあの悪魔がいた。彼女は平然と窓から空を見ている。
??「あ…あの…。」
つばめ「私は大塚愛…。」??「嘘ですよね?」
つばめ「うん。」
??「…。」
できることならね、コイツに対する恨みを万の言葉を用いてレポートにまとめ上げてやるよ。
でもいかんせん私はそんなにヒマではないんだ。??「あ…。」
しかし驚いたことに私の身体はあれだけの重傷だったのにも関わらず、どうやら生きていたらしい。
傷口は痛むけれども綺麗に手当てされていてた。つばめ「ここは朝凪荘。私の秘密基地なのよ?」
??「すさまじくどうでもいいです。」
つばめ「レモンの香が素敵でしょう?庭にレモンバームという花が咲いているの。」
??「聞けよ。」
つばめ「だけどこの臭いはトイレの芳香剤。フッ…。」
??「…帰ります。」
私はヨロヨロと起き上がり、入口に向かって歩き出す。
つばめ「?何処へ行くの香菜ちゃん?」
香菜「!?」

68 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/23(月) 06:25:18 ID:O6TV14a9
こいつは何を言ってるのだろう?私の名前は桧月彩花だったはずだ。
つばめ「あなたこそ何を言ってるの?貴女の名前は舞方香菜。小学六年生じゃない?」
香菜?「はい?私はだから…!」
つばめ「香菜ちゃんでしょう?両親が死んで、私が引き取ったじゃない?」
えぇ―!?そんな馬鹿な!!
つばめ「かわいそうに…昨日の事故で記憶が混乱しているのね…。」
そんなはずは無い。私には桧月彩花の記憶がちゃんと有る…ハズ?あれ?何か自信が無くなってきたぞ?。
つばめ「これからもヨロシクね?香菜ちゃん。」
香菜?「う…嘘ダァ!」
たまらず私は部屋を飛び出す。自分の記憶を頼りに、"自分の家"に向かう。


いきなり長文スミマセン。しかもまだ続きます。くだらないコメディですが、読んでくれるとうれしいです。
これからもよろしくお願いしますm(__)m

69 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/24(火) 22:54:47 ID:0PwI769r
>>63-68
小ネタが効いててイイね。
続き待ってるぉw

70 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/25(水) 03:37:03 ID:rJOIw+Il
香菜?「ハァハァ…。」
私は癒えていない傷を引きずりながら壁伝いに歩く。
つばめは私を香菜と呼んだ。
香菜?「んなわけ無いでしょが!私は桧月彩花なんだから!」
とっとと帰ろう。帰って智也や家族を安心させてやろう。
幼友達の唯笑なんか泣いているのかもしれない。香菜?「でもやっぱり最初は智也に会いたい…!」
私は足を智也の家へと向けた。

朝凪荘は桜峰にあったので、家のある澄空まで電車を使う。全身包帯巻き、綾波仕様の私が息を切らして電車に乗る様はさぞ滑稽だっただろう。
智也の家は私の家のスグ隣りにある。いわゆる彼とも幼友達なのだ。
もはや倒れる寸前、ゾンビのような足取りで家にたどり着いた時にはすでに日がくれかけていた。
玄関の呼び鈴を鳴らす。しかし、返事は無い。だが玄関は開いているようである。
香菜?「お…おじゃまします…。」
勝手に入るのは失礼と思ったが、彼に会いたい気持ちのが私の中で勝っていた。

71 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/25(水) 03:39:13 ID:rJOIw+Il
家の中へと入る。夕暮れに染まる家の中は不気味なくらい朱い。
香菜?「智也ぁ…いないの?」
二階へと続く階段をゆっくりと歩く。薄暗い廊下、カラスが世話しなく泣いている。
そんな中を包帯だらけの私が歩く様は端から見ればホラーだ。ひぐらしも号泣である。

私は彼の部屋へと近づく。香菜?「いないの…かな…。」
だけど人の気配は確かに感じる。それと共に微かだが会話も。
私は痛い身体を引きずり走り出す。

香菜?「智也…。智也ぁ…!」
段々と彼に近づく。
しかし、私は近づき過ぎた。聞かなくていいことまで聞いてしまったのだ。

??「智ちゃん…。彩ちゃんはね…もう…いないんだよ…。」
智也「うっ…くっ…つ!唯笑…!」
唯笑「だけど唯笑は…智ちゃんの側にいるからね…。」

72 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/10/25(水) 03:41:25 ID:rJOIw+Il
香菜?「何…これ?」
イミワカンナイ。

そこには自分の彼氏だった男が、友達だった女に抱き付かれている現実。
そして自分の存在が既に抹消されているという事実。
私はその場を後にした。そうするしか無かった。
すでに世界は私を消して動いている。ここで私が登場するとそのすべてが壊れてしまう。
私が中心なのに私がいない理不尽と矛盾。吐きそうになった。
ふとカレンダーが目に入る。日付を見て驚愕した。
香菜?「嘘…。一ヶ月も経ってたの…?」
私が世界から消されるには充分過ぎる時間だった。
どうすればいいのだろう?何処に向かえばいいのだろう。
私が途方にくれて澄空駅まで来た時、携帯が鳴った。

73 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/27(金) 01:41:32 ID:KYq8OxRw
支援age

74 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/27(金) 03:43:13 ID:5FOB10b1
誰か私に根気とやる気を下さい。

75 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/27(金) 05:55:26 ID:JLYs8ZFr
>>74
リラックス、リラックス。
書きたいシーンがあれば
自然とそこへ引っ張られていくはず。

76 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/30(月) 15:47:01 ID:28qjT8mQ
保守。

誰も書かないなら、次回、書きに来る。

たいして期待せず待っててくれ。



77 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/30(月) 19:25:47 ID:hNpDyE1A
金払ってないからネット繋げない………(´・ω・`)

78 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/31(火) 20:01:21 ID:G66U8G10
教えてくれ、ゼロ
俺は何度、書いたデータが吹っ飛んで失えばいい?何度ゲームを勝手に売られればいい?
ゼロは何も教えてくれない

という訳で通算15回くらい、メモ帳に保存した書き込むデータが消えてました。
やっと此処に書けると思ったのに……

チラシの裏
ジョジョまで売られた。いや今回はまあいいか(あきらめ

79 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/31(火) 22:32:40 ID:OSlH5u/C
>>78どんまい!ノシ

リクエスト投下ってありかな?
この作品の、このキャラが出るSS読みたいです、みたいな。

80 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/10/31(火) 23:34:56 ID:LfJvnWYm
>79 こんな状態だから、アリだと思う。(勝手言ってスマン>1)


至急、リクエストプリーズ!!>79!!


ちなみに俺は、ギャルゲー相談所で、SSを書くのに、
最適なゲームを尋ねたら、家族計画を勧められた。


売ってなかった…orz。



81 : ◆rC65EX7nqw :2006/10/31(火) 23:47:58 ID:UvBXHKLI
リクエストかぁ…………
それなら携帯でも何とかなりそうだなぁ(´・ω・`)
しかし己にはオリが残ってるだろ、と自分に突っ込む

82 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/01(水) 00:07:48 ID:IofOwgB/
>>81気に入ったリクがあったらどうかヨロ、です。
では…(職人さん、どうかよろしくお願いしますorz)

つ『キミキス/祇条深月』

…まぁ基本ルールは、ヌルーされても泣かない、ですな。

83 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/01(水) 16:55:49 ID:y5yrLA7/
つよきす。きぬ。


しょーもないのから下、何でも…やっぱ無し
(あんま過激なエロは×)
誰か名乗りを挙げてくれると嬉しい。



84 : ◆rC65EX7nqw :2006/11/01(水) 19:42:48 ID:VBUtPHAC
うぇっwwwwつよきすもキミキスもやったこと無いとか自分ww

よく考えたらプレイしたギャルゲーも多くないな……

85 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/02(木) 02:21:44 ID:332AJ2Jo
どうかよろしくお願いしますorz
リクエスト@ときめきメモリアル/清川望

10年以上前、当時は( ´_ゝ`)キャラのうちの1人だったんだが…
今の漏れにとって、ツボど真ん中なんだよなぁ。
人は変わるものなんだと実感。

86 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/02(木) 17:02:15 ID:OrCOQTtM
>>85
書けるか分からんがとりあえず挑戦してみよう

87 :85:2006/11/02(木) 17:16:43 ID:4GQ/OCu0
>>86
嬉しいです。

88 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/05(日) 06:20:44 ID:zjtQfS8M
[着信中 つばめちゃん]
有り得ない相手からの着信だった。いつの間に私の番号を調べたのだろうか?
香菜?「もしもし…。」
つばめ『あぁ、香菜ちゃん?』
香菜?「…彩花です…。」
つばめ『彩花でいいの?』
香菜「…ウウン。もう香菜でいいです…。」
彩花は死んだんだ、もう…。
つばめ『辛い目にあったようね…。ごめんなさい、私のせいね…。』
香菜「もう…いいよ…。」
泣きたかった。いや、既に泣いてるかもしれない。
つばめ『…今のあなたに一つ歌を送るわ。』
歌?そんな気分じゃないんだけどな…。でもそれは彼女なりの謝罪なのかもしれない。
私は耳を済ました。
つばめ『…ホントにホントにおバカさん♪教えてあげよかおバカさん♪そう
この世で一番大切なことは、絶対外しちゃいけないことはね
やっぱりタイミングだと想うでしょ〜♪』

バキャ!
買って半年の携帯だったが、私はためらいなく叩き折った。

89 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/05(日) 06:23:13 ID:zjtQfS8M
私はこの先どうするべきか悩んでいた。だが、たった今目標ができた。
香菜「殺す…!とりあえずあの電波を殺す!」
仮にもメモオフなんだからそれくらいの欝展開、許されると思うんだ。
私は某メロス並に激怒した。
電車に飛び乗り単身朝凪荘に特攻する。
途中で"約束された勝利の剣"(角材)も拾った。準備は万端、ジルバだ踊るぜレヴィ!

朝凪荘に着く。もう二度と来ないと誓ってから二時間後のことだった。
時は既に夜。家族で夕飯をつつく時間だ。
私は軽くホームシックになりながらも階段を駆け上がる。目指す首は一つ、敵は朝凪荘に有り!
もはや全身の傷も忘れ、勢いよくドアを開け放つ!

90 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/05(日) 06:31:33 ID:zjtQfS8M
つばめ「hold up!」
しかし…殺されそうなのは私のほうだった。
目のまえにいたのは全身SATばりの重装備で固めた電波女。私の武器は瞬間に飾りと化した。
つーかそれらを何処で手に入れた。犯罪でしょ!
つばめ「武器を捨てなさい…。私のSIGの引き金はタン○ンよりも軽いわ…。」
…タ○ポンとか言うな。
香菜「くぅ…っつ!」
訳もわからず降伏。畜生…。なんなんだこの女…。
つばめ「あなたが乗り込んでくるのは予想通りだったわ…。一目見て気付いた。あなたは私に惚れてる…と
どうせ家に帰ってもわたしが愛しくて戻ってくると。」
香菜「あなたを殺すわ」
即答した。
つばめ「愛してるわ香菜ちん。私の愛なんて羽根のように軽く鎖よりも重いけど」
…それが拳銃を向けるやつが言う言葉か…。
香菜「…ふざけないでよ…。」
冷静でいたかった。しかし中学生である私の理性には限界があった。

91 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/08(水) 03:10:17 ID:uNsgUZOJ
うほっ バトルかぁ。

92 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/08(水) 07:37:40 ID:MRhJYrlh
あの角材w←(見えないのかなw?)



93 :料金払って復活 ◆rC65EX7nqw :2006/11/10(金) 21:27:12 ID:uPuacYcN
「あふ………」
 朝起きるのは辛くない……て程でもないけど、ちょっと眠い程度。
「………む〜……」
 とりあえず、何するんだっけ?
「………あ」
 机の上を見て、思い出した。
 墨人と昨日、ゲーセンから出たときに……ノートの写し持ってきてって言われたんだった。
 けれども、とりあえずは階段を伝って洗面所へと向かった。
 寝間着を脱ぎ捨てて洗濯籠へ。そのまま風呂場でシャワーを浴びる。
 本当に、昨日は疲れた。あの後、墨人は全然戻って来なかったし、来たら来たでマック・ドナルドっていう店で勉強教えることになってたから見てあげてたし。
「ふう………」
 髪を洗うべく、備え付きの縦に長い、丁度僕の身長をそのまま写せるような鏡に向かって頭を垂れる。
 ぐん、と、腰近くまで伸ばしてある髪が、お湯を含んだままで重く垂れ下がる。
「ほんっとに、もう」
 洗い難くて仕方が無い。髪の毛を倒しながら両手でゴシゴシ擦って、普通の男の人ならこんなことしないよね。やっぱり、そろそろ切ったほうがいいかな……。
 ――いや。
「なんて、ホントは切らないくせに」
 お湯の温度を上げて、熱さで目を覚ましながらシャンプーを洗い流す。
 そうして面を上げた僕の素顔を見て思う。
 ああ、やっぱり切りたくないな。って。
 そうだよね。父さんも、母さんもいないし、写真だけでしか見たことない母さんに似ちゃった顔と、髪と、声。
 ホント、嫌になっちゃうよ。どうしてか、静波さんが嫌いで嫌いで仕方ないや……



94 :料金払って復活 ◆rC65EX7nqw :2006/11/10(金) 21:28:30 ID:uPuacYcN
「なあ雅、ここに書いてる問題ってどうすんの?」
「ああもう、ノートに書いたのにまだ分からないの?そこで公式1使って、2で使う数値出すんだよ」
 なんで墨人は、ノートに書いてること出来ないの?
 って、そう言っても本人は分かんないって言うけどね……。
 今日はいつもより、少しばかり早くに学校に着いてしまったから、墨人の勉強を見てる。
「よかったな。まだ平和で」
 それなのに、ぶち壊すかのように墨人が思い出させるのが本当に憎たらしい。というより、素直に憎い。
「……叩くよ?」
「マジ勘弁」
 まあ、こう来たら墨人は反論できないからいいけど。
「朝から賑やかですね」
 と、声で分かってしまった。本当に平野を崩す本人が現れるのが、いつも通り肌で感じてしまった。
「あ、おはようございます、静波さん」
 僕は挨拶を済ませて、墨人の勉強を再び見る……って。
「あ、あのっ」
「どうしました?」
「昨日はありがとうございました」
 忘れてた……。お礼言わないと。昨日は結局言ったのか言わなかったのか分かんなくなったし。
「……別に、たまたま通っただけですから」
 そう言った静波さんの表情が変わった。というか、無表情で眉がへの字に曲がっている。
 もしかして……怒ってる?
 けれども、そう訊ねる前に、静波さんは自分の席へと戻ってしまった。
「おい、どうしたんだよ」
 と、墨人が小声で僕に訊いてくる。
「え?いや……なんか怖そうな顔されたから」
 墨人に隠れながら静波さんを伺ってみると、表情はもう戻っていた。女友達の人たちと楽しく話しているのが見える。
「神経質になりすぎだって。あと1年あるんだから、気楽にいけって」
「……ハァ、そうだね」
 全然、気楽に出来ないけどさ……


95 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/11(土) 03:02:52 ID:uElWsVK1
>>93-94
復活おめw

96 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/12(日) 07:32:55 ID:LuBPUzjY
香菜「どうして…!?なんでこんなことするの?私を虐めて楽しい?」
つばめ「うん……あ、いや、あなたに質問があります。」
香菜「…何よ?」
つばめ「あなたは今まで幸せだったのですか?」
香菜「幸せよ!あなたに出会うまではね!」
つばめ「そう、友情を裏切ったとしても?」
香菜「何…を?」
つばめ「あなたのこと、寝ている間に色々と調べたの。智也と言う彼氏がいること、唯笑と言う友達がいること。」
香菜「…。」
つばめ「そして唯笑と好きな男を取り合ったこと。」
香菜「!!」
つばめ「あなたは彼女の前で、彼女が好きだった男と付き合い続けるのですか?」
香菜「解ったようなこと言わないで!唯笑は理解してくれたわ!」
つばめ「あなたは唯笑さんを理解しているの?彼女は微塵の苦痛も感じていないと?」

97 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/12(日) 07:34:28 ID:LuBPUzjY
香菜「たしかに…少し悪いことしたなとは思う…けど!」
つばめ「あの二人はきっと上手くいくでしょう。"気兼ね"が無いもの。
唯笑さんは貴女という不幸と引き換えに彼と言う幸せを手に入れたわ。
あなたの存在は彼女の幸せをまた奪うだけなのよ。」
香菜「うるさい!うるさい!」
つばめ「では、あなたは友達の羨望の目を真横に受けながら、彼との関係を続けるのですか?」
香菜「ゆ…唯笑は私の幸せは自分の幸せだと…。」
つばめ「優等生な回答だわ。
でも、それはただ関係を維持したいがための偽善的かつ保身的な回答だと
あなたは気付くべきです。」
香菜「う…くっ…。」
なぜ私はこんな女に諭されているのだろう。しかも悔しいことに何も言い返せない。
そして私は
今、泣いていることに気付いた。

98 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/12(日) 07:35:57 ID:LuBPUzjY
香菜「私に…どうしろと?」
つばめ「舞方香菜になりなさい。あなたには第二の人生の舞台が既に用意されている。
学校もそうね…転校したら?架空の戸籍なんて私ならすぐ準備できるもの。」
なぜ?それって犯罪じゃないかな?かな?
つばめ「眼鏡もしたほうがいいわね。きっと似合うわ。あと念を入れて学年も偽装しましょう。
家はこの朝凪荘を使って。私もたまになら顔を出すから。」
香菜「私、上手くできるカナ…。」
つばめ「洒落?」
香菜「…。」

こうして私は舞方香菜として生きていく事になった。智也の二年後輩として…。
最初は大変だったけど、馴れたらそうでも無くて、つばめさんに時々弄られながらも楽しくやってきた。
そして月日は過ぎ、今日は浜咲学園の入学式である。

99 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/17(金) 08:16:44 ID:5AYfhr0m
保守

100 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/20(月) 01:17:56 ID:RxmO7IJO
念の為、保守&>100げと



101 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/20(月) 03:42:44 ID:MtGZsPiD
香菜「ふぅ…。」
新しい制服に新しい学校。きっと楽しくも大変な三年間が私を待っているのだろう。
残念ながら友達は皆、他校に行ってしまったので0からの挑戦だ。
香菜「うわぁ〜!」
美男美女が多いことで知られる私立浜咲学園高等学校はまさにドラマや漫画のような華々しさ。 私も初の(実質二人目の)彼氏が出来るかもしれない。
香菜「うふふ〜!」
思わずにやけてしまう。まさにその時だった。
ビュン!!
何かが私の横を高速ですり抜けていったのは!
ガチィイン!!
その何かはどうやらそのまま後ろの樹にぶつかったようである。
香菜「お…おおおお…おう!?」
何だ?何が起きたの?誰かが私を暗殺するために義体でも差し向けたのかしら!?
??「くぉうらぁ!避けんなボケェェ!後ろの人に当たったらどないすんねん!」
??「…ふぅ、このような密集地帯でホウキを投げるほうがボケではありませんか?この愚かもの!」
香菜「!?」

102 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/20(月) 03:50:27 ID:MtGZsPiD
??「ちっ…藤原言うたな?アンタの顔しっかり覚えたからな!絶対ただでは済まさへん!」
藤原「ふん、勝手になさい。愚かもの。」
そう言うと、長いポニーテールをなびかせながら、藤原さんは校舎へと消えていった。
な…なんだったんだろうか。入学早々ジャスティス学園と間違えたんジャマイカと思っ…ん?誰かが倒れている…。
と…突然だなんて言わないで!私もぶっちゃけビックリだから!
どうしてだろう?まぁ、そばに落ちてるホウキを見ればなんとなく解るが…。きっとあの関西弁の女子の流れ弾に当たってしまったのだ。かわいそうに。
香菜「だ…大丈夫ですかぁ〜?」
??「ふみゅう…。」
??「ほ…息はあるみたいやな。君!急いでオペの準備や!」
香菜「はいっ!先生!」
??「メス。」
香菜「はいっ!」
??「鉗子!」
香菜「はいっ!」
??「超電磁ホイール!!」
香菜「先生!そんなものありま…ってキャアアアア!!」
…全ての原因がそこにいた。
香菜「なななな!あなたはあぁぁ!?」
??「うん、いい!君そのノリツッコミ最高や!あたしとコンビ組まへん?」

103 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/20(月) 03:53:02 ID:MtGZsPiD
香菜「いや、えぇと…。」
??「ああ、アタシは木瀬。木瀬歩。はるばる奈良から来ましたブライト艦長!」
香菜「なななな何でやねん!誰がやねん!」
歩「いいっ!君ほんまいい!えと…。」
香菜「あっ舞方香菜です…。」
歩「へー香菜ちゃん!一年やろ?アタシはタメやからこれからヨロシクな。」
あんまよろしくされたくない…。恐そうな人だし。
歩「さて、そこの黒髪さんを蘇生するかな。おーいもしもーし。」
歩が倒れてる彼女の頬をペチペチ叩く。
??「う…ん?あれ、私はいったい…。」
一見貞子を彷彿とさせる綺麗な黒髪さんは、重たそうな髪といっしょに起き上がる。

104 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/11/20(月) 04:06:40 ID:MtGZsPiD
歩「すまんなぁ。憎き藤原のせいとはいえ、怪我させてもうて。ふ じ わ らのせいで…。」
香菜「…。」
??「え…?あっ、ううん。ええと…。」
歩「木瀬歩や。」
香菜「舞方香菜です。」
歩「二人合わせてダウンタウンです。」
香菜「な、なんでやねん!……はっ!?」
歩「ニヤリ。」
香菜「い…いや、そのアナタは?」
私はその黒髪さんに問い掛ける。しかし返事は無く、なにやらブツブツ呟いている。
??(どうしよう…。こういう時、やっぱりツカミは大事だよね…。つまらない人に思われたくないし…。
でも、どうしよう…。やっぱあの手か!)
香菜&歩「??」
??「い…。」
香菜&歩「い?」
??「いのりちゃんのなぞなぞタァーイ…。」
香菜「…。」
歩「…。」
空気が死んだ。
??「わ…私の名前はなんでしょう…?」
歩「いや、いのりやろ?」
いのり「!す…すごい。どうしてわかったの?」
香菜「いや、自分でいのりのナゾナゾ言いましたし。」
いのり「はぅ!?」
歩「…。」
香菜「…。」
寒い…。これがツンデレってやつか。地球ツンデレだなぁ。
ここにはまさにイヌイットのホームグランドを思わせる凍てつく氷河の世界が広がってしまっている。
一瞬の出来事だった。

105 :故障したからocn回線にしたぜ ◆rC65EX7nqw :2006/11/22(水) 00:49:51 ID:7n02oFwE
「それじゃあ、次の授業で提出しろよ」
 四時限目の終わりに、先生が宿題を提出するようにクラスに促した。といっても、殆どの生徒は授業中で終わらせてるけどね。墨人は別として。
「ねえ墨人、学食いこっか」
 いつものように軽く訊いてみると、墨人はすぐさま立ち上がって僕の前まで走ってきた。ああ、アホがいるね。
「よし、そんじゃ行こうぜ」
「それじゃあ、きょ――」
「雅くんー!」
 僕が返事を返すや否や、唐突に背後から声が聞こえてきた。と言っても、遠目から僕を呼ぶ人なんてあまりいないけど。
 理解しながら、僕は振り向いてその声に応える。
「ん、どうしたの愛美?」
 僕がそう言うと、愛美はいつも僕や墨人に見せるときの笑顔で……
 僕の目の前に布袋を差し出した。
「えっとね、今日朝早く起きたから……ね、お弁当作ってきたの」
 と、ぽすっ、と僕の手の上に弁当箱?らしき包みを乗せた。
 というよりも、丁度いいというか何と言うか、久しぶりに学食に行こうと思った矢先に渡されたのは……いや、嫌じゃないんだけど、都合がいいなぁって思った。
「そっか、それじゃ食べて――」


106 :故障したからocn回線にしたぜ ◆rC65EX7nqw :2006/11/22(水) 00:50:20 ID:7n02oFwE
「雅さん」
 またも言い切る前に、というよりも遮られた?
 とにかく、そんな感じの声が自分に向かってきた。背筋に嫌なものが走ったのが分かる。途端、今日はまだそれほどでもなかった鬱が顔を出してきた。
「あ、はい。どうしました?」
 機械的に、それも今日は手前いい気分だったから文句の一つも言いたい。けど、そんなことは言うはずもなく僕は声のするほうを振り向いた。
 案の定、というか分かりきっていたが、静波さんが僕に視線を固定していた。普段と同じく、僕を見下すような表情で。
「喉が渇いてしまったんです。よろしかったら、下までご一緒願えませんか?」
 ああ、またパシリか。仕方ない……よね。
 ――ん?
「どうしました?早くしてくれません?」
 ――ご一緒願えませんか?
「は?あ、あぁ……はぁ?」
 かなり上擦った声で、曖昧な返事をしたのが自分でも理解できた。そのぶん恥ずかしかったけど。
 と、静波さんは一人でさっさと教室から出ていってしまった。慌てて僕もその後に付いて行く。
「っと、墨人、後で学食行くから」
 もちろん、友達に律儀に断ってから。


107 :故障したからocn回線にしたぜ ◆rC65EX7nqw :2006/11/22(水) 00:51:07 ID:7n02oFwE
 自販機へと向かう通路はごった返していた。
 当然と言えば当然か、学食へと飲み物を持っていくために生徒の群れが自販機に詰め寄っている。
 まぁ、僕としても、これは見慣れてる光景なんだけど、ね。
「……随分と狭いんですのね」
 半ば引き気味に、静波さんはその光景を眺めている。普段から自分で行かないから、と思いつつも、早くに用事を済ませるべく僕は群れの中へと入っていく。
「あ、ちょっと待ちなさい!」
 つられて、静波さんも群れの中に突入する……が、
「あっと」
「きゃっ!」
 突然、さらに背後から大多数の生徒が押し寄せてきた。ホントに、この狭い廊下でなんで押してくるんだか……。そう思いながらも、僕は何とか壁際の、丁度更衣室のドアの窪みの部分へと滑り込んだ。
「あ〜あ……これじゃあちょっと待たな――」
 …………今日何度目だろうか、またしても言葉を遮られた。押し寄せる人波の中、突然静波さんが僕と同じところに吐き出されるように現れてきて……
 胸から僕に激突した。
「あっ、ち、ちょっとあなた!!」
「…………」
 力が抜けて中腰になっていたせいか、僕の顔面が静波さんの胸にすっぽりと覆われていた。というより、普通に苦しい。
「んっ……んっ!」
 とりあえず、そこから逃れようと僕は思い切り頭を振る。が、抵抗虚しく静波さんのそれも僕の動きに合わせて右へ左へと、その部分だけ動くから逃げる以前の問題だった。
 しかも、その後ろからさらに生徒の波が動いているから、静波さんの身体自身も僕を圧迫してくる。
「あぅ…ちょ、と…ダメよ……」
 何と表現したらいいのか……静波さんの声が普段聞くようなこともない……なんだろうなあ、芯が抜けたような声?そんな声が延々と聞こえていた。
 まあ、その声も、生徒が疎らになってきたころには終わっていたけれども。

108 :故障したからocn回線にしたぜ ◆rC65EX7nqw :2006/11/22(水) 00:52:03 ID:7n02oFwE
「あ〜…………」
 それ以上声が続かなかった。いや、だって、静波さんの顔が、泣いてる?いや、まだ泣いてないけど泣きそう。というより、僕の顔見ようとしてないし。
「んと……静波さんって」
 何か言わなきゃ、と思って話を振ってみると、思いっきり体をビクつかせて静波さんは僕のほうをようやく見た。
 ……無視して帰れたかもしれないけど。
「あんな……じゃなくて、あまり人の多いところって行かないんですか?」
 『あんな声出すんですね』とうっかり言うところだった。言ったら、次の朝日云々より学食に行くことさえ叶わない気がしたから。
 それでも、少しばかり嫌味を含めて言ったつもりだったけど。
「う……そ、それは」
 そりゃあ、天下の静波財閥の娘さんがこんな場所に行くことなんてないし、行く機会があったにしても、全部僕をパシリに行かせてたから潰れてたわけで。
「あ、初めてなんでしょう?」
 何となく悪戯心が沸いたのか、僕も静波さんを責めてみる。……大丈夫そうなところまでだけど。
「僕にいつも行かせてるからですよ。たまには、自分でこうやって買いに行ってみたらいいじゃないですか」
 結局は自分でも分かるくらいの笑顔で言ってしまったけど。けど、相手を見てみると、表情からダメージがあるのがハッキリと分かった。
「――――っ!!」
 途端、それを確認してからだけども、静波さんが猛スピードで廊下を走り去って行ってしまった。
「……じゃなくて」
 もしかして……あれだけで本当に朝日が見れなくなったり……する?




109 :故障したからocn回線にしたぜ ◆rC65EX7nqw :2006/11/22(水) 00:52:59 ID:7n02oFwE
あまり人来て無いなぁ・・・・・・もっと盛り上がろうよ(´・ω・`)

110 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/22(水) 03:33:19 ID:JfQ6US6D
たまにはageようか?

111 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/24(金) 19:26:08 ID:+boCdjYB
保守

112 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/25(土) 00:09:09 ID:2dvEZfWH
スレのタイトル、失敗したかねえ?



113 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/27(月) 06:29:18 ID:r5QkmxBy
実際、二、三人くらいしか書いてないからなぁ。もっと皆、自信持って書いてほしいよ

114 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/27(月) 10:26:36 ID:TTINORu/
書く気はあるッ!むしろ携帯にデータがあるッ!
だがそれをPCに落とす時間がないのだッ!!

モノクロとシンアスカなんていりませんかそうですk(ry

115 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/11/28(火) 04:17:13 ID:J0ybWNWZ
>>114
ルナマリアが出てくるなら許す…冗談w
どんなのでもいいから読んでみたいです。楽しみにしてます

116 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/01(金) 07:11:37 ID:V4pgoSwY
保守

117 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/01(金) 20:03:48 ID:qeiww6Ug
もうすぐ24時間以内に投下する予定なのですが、ここは一レス何行何列でしょうか?

118 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:11:39 ID:W3cx/y+8
はるか昔に書いたFF6のSSでも投下してみるか。

ロック・セリス。

119 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:12:31 ID:W3cx/y+8
sage忘れてた。

まあ、とにかく投下だ。

「お前のことは絶対に守ってやる!」
 そんな彼の言葉を信じて、私は帝国を裏切り彼の元へと走った。
 世界を崩壊させるほどの激戦さえくぐりぬけ、私[セリス]は彼[ロック]と
ともに、各地を転々としていた。彼の職業?のトレジャーハンターの仕事に付き合っているから
だけどね、でも不思議と退屈はしなかった。
 いつも、そばに彼の笑顔があるから――。
「ったく――ここの山もデマなのかよ――」
 山の頂上でむき出しの岩肌に腰掛け、悪態を吐くラフな感じの青年。
「やはり、あんな浮浪者の言葉なんて鵜呑みにしちゃ駄目よ。こんな所に、幻の宝石なんて、
 あるわけないじゃないの」
「おいおい、あんな浮浪者だからって馬鹿にしちゃ駄目だぜ?ナルシェの人間は、物知りだからな。」
 そういって、彼は澄み渡った空を見上げる。ボロボロになった帽子からのぞく髪が美しい。
 そういう私は彼の側にこしかけマントをなびかせる。
「それにしても、どうしてそこまで宝石に入れ込むの?」
「俺はトレジャーハンターだぜ?お宝を前にして、引き下がれないさ」
「フフ、相変わらず財宝には目がないのね。」
 意気込む彼を見つめながら、私はいつも彼が遠くに感じていた。
 だけど、彼は彼、いつもどおりの彼、そして私も、いつもどおりのセリス――。
「ねえ、見て。この辺には珍しいわね。チョコボがいるわ」
 すぐ眼前の草原を駆け抜ける黄色い鳥――自分より若干大きなそれは、まだ子供なのだろう、
親鳥が側を歩いている。

120 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:13:17 ID:W3cx/y+8
「本当だな、この地方はチョコボが少ないと言われているのに。」
 彼は岩肌から立ち上がり、チョコボに向かって歩いていく。
「ロック――」
 本当に子供みたいな人ね――好奇心大盛で、誰にもしばられない自由な人、そんなところ
大好きだな――本人には言えないけど。いつか言ってあげよう。
「クエッ、クエッ」
 チョコボの首筋を撫でるロック――。
「さて、また会おうな」
 パンパンと首筋を叩くロック、クエッと一鳴きすると、チョコボの親子は山を降りていく。
 青々と広がる空に頂上を彩る小さな草原――全てがこの暖かい陽気と絶妙にマッチし、その日は
とても気分がよかった。そう――心に残るこの不安感をのぞいては――。
 どうにも、胸騒ぎが収まらない――。私は、自分の胸を押えた。
「セリス、そろそろ行こうぜ」
「え、ええ――」
 ぎこちなく笑顔を返すと、立ち上がり尻についた土を払った。
 
「さて、あと残るポイントはここだけか。」
 ロックは山と山の間の峡谷を見下ろす。
「下まで結構あるわね――ここ。」
 つり橋の間から見える景色は米粒ほどの岩と、峡谷の間を走る道だけだった。
 完全な断崖絶壁――悪寒が背筋を駆け上がる。
「大丈夫さ、セリス。これぐらいいつもの事じゃないか。」
 ははは、と彼は微笑んでいるものの、私の不安は衰えることなく、その
激しさを増すばかりだった。
「じゃ、ちょっと行ってくるぜ。」
「ロック!」
 止めるまもなく漆黒の断崖をロープを伝い下りていくロック。
 やがて、その姿は捉えることのできないはるか地表に消えていった。
 しばし穴を見つめていた私は、そのままロックの後を追おうと決めた。


121 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:14:56 ID:W3cx/y+8
地表に降り立ち、ロックはあたりを見回した。
 両脇をはるか空まで覆い尽くすかのような絶壁が広がっている。
 あちこちに長年かけて、えぐられていった痕跡があるところを見る限り、
この場所には何十年も人が来た形跡はなかった。
 つり橋のあるあたりは、ハンターがよく訪れているらしいが、さすがに誰も
こんな下までは降りてくる者はいないようだった。
「さて――どうするか」
 ロックはゆっくりと歩き始める――周りに警戒の目を走らせ、どんな物も見逃さない
ということだろう。峡谷ははるか先まで続いており、両脇の壁などにも、洞窟などの
ポイントはひとつもない。
「くそっ、やはりあのじーさん、嘘をついたのか。」
 脳裏に浮かぶのは、炭坑都市ナルシェで出会ったあの老人。
「あそこの峡谷の道には、それは素晴らしい宝石がありますぞ。」
 という言葉にしたがって、ほいほいとやってきた苦労が、無駄に感じられ、ロックは
傍の壁を蹴る。
「ちえっ――」

122 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:16:16 ID:W3cx/y+8
 その時――地面や壁が大きく揺れ出した。
 ゴゴゴ――と、体にもはっきりわかるほどの振動――そして、
何者かの敵意のようなものまで感じられた。
「!?」
 咄嗟に上を見上げると、そこには――。
「ベヒーモスだと!?」  
「グオオオオオオ!!!」
「くそっ!!」

 ロープを降りたセリスは、辺りに響く振動と、謎の咆哮を耳にしていた。
 この咆哮と振動――まさか、とにかく急ごう。
 セリスは大地を蹴り一直線に道を駆けて行った。
 ロック――無事でいて――!!!
 一方ロックは、ベヒーモスの奇襲に大苦戦していた。
 ダガ―程度ではこんな化け物には歯がたたない。
「ちくしょう、何でよりによってこんな奴が降ってくるんだよ!」
 次々と繰り出される自分の身長ほどもある爪の攻撃をなんとか避けるものの、
空ぶった爪は岩壁をけずり、その破片がロックに降り注いでいた。
「くっ!」

123 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:18:38 ID:W3cx/y+8
「グガアアアアア!!!」
 とうとう、巨大な爪の一撃がロックの全身をうちすえる。
「ぐあっ!!!」
 激しく岩壁にたたきつけられ、呼吸がとまり、かわりに大量の血を吐き出すロック。
「ぐふっ――く、くそっ」
「グガアア!!」
 ベヒーモスの周りの空間がぐにゃりとゆがみ、辺りを強烈な熱気が包み込む。
「!!!」
「ロック!!!」
 そこへ、セリスが剣を抜き、飛び込んでくる。
「セリス!」
 ベヒーモスがフレアを唱えるのと、セリスの魔封剣は、ほぼ同じタイミングだった。
 フレアは剣に吸収され、強烈な波動があたりに飛び散る。
「グガアアアア!!」
 雄たけびをあげるベヒーモス、セリスは冷静に相手を見据えた。
 ベヒーモスは通常の魔法では歯が立たない――あれを使うしかないわね。
 剣を空中に漂わせ魔法陣を描く、セリスは呪文を詠唱する。
「セリス――何をする気だ」
「グガアアアアア!!!」
 ベヒーモスが大きく爪を振り上げ、セリスに一撃を放つ瞬間!
 この絶対的なピンチを切り抜ける魔法が炸裂する。
「アルテマ!!!」 
 ありとあらゆる波動が両者の間から溢れ、ベヒーモスに直撃する。
 肉を焼き尽くすでも、切り裂くのではなく――ベヒーモスという存在そのものを
消し去ってしまった。

124 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:19:54 ID:W3cx/y+8
「ふう――ロック!」
 セリスは剣を収めると、壁際にはりつくロックに駆け寄る。
「つっ――平気さこのぐらい」
 とは言うものの、セリスから見てもそれは深手には違いなかった。
 右肩から腹までを切り裂かれ、血がとめどなく流れつづけている。
「酷い傷――待ってて今魔法を――」
 魔法を使おうとして、全魔法力を使ったことに気づくセリス――。
 ど、どうしよう――こんな深手だと、魔法力の回復なんて待っていられない。
 なんとか、せめて水のある所まで連れて行かないと――。
「ぐっ!!」
 激痛のためかロックは意識を失い、壁にもたれてしまう。
「ロック!!」
 駄目だわ――もう一刻の猶予もない――セリスはマントをびりびりに裂くと、ロックの荷物から、
持ってきていた酒をしみこませ、ロックの上半身に巻きつけた。
 応急処置にしかならないけど、少しなら持つわ。
 セリスはロックを背負うと、峡谷を進み始めた。
  
 峡谷を進むと、道はどんどん狭くなっていった。
 私がなんとか通れるほどだったので、ロックをひきずるはめになってしまった。
 暗い闇が続いていたが、やがて小さな光が目の前に見え隠れしていた。
 光――?この先に何があるんだろう。私はロックを背負うとその光に向かっていった。
 やがて、峡谷を抜けた先には、小さな開けた空間が待っていた。
「わあ――」
 私は思わず声をあげた。一面に広がる草原に、小さな泉があったからだ。
 断崖なのだが、そこだけ草木に覆われ、空が青々と輝き、太陽がとてもまぶしかった。
 私はロックを泉の側に下すと、ロックの手当てを始めた。


125 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:21:54 ID:W3cx/y+8
「うっ――ううっ」
 やがて、小さな呻き声をあげながらロックが目覚める。
「気がついたのね――ロック」
「セリス」
 ロックは辺りを見回し、状況が配慮できずに混乱する。
「こ、ここは?」
「ここは、あの峡谷を抜けた先よ。貴方を担いで上には上がれないから、先に進んだの」
「そうか、つっ」
 ロックは裂いたマントのまかれた胸を押える。
 血はとまったとはいえ、まだ動ける傷じゃないからだ――私はロックに膝枕をしてあげると、
髪の毛をなでた。

126 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:22:40 ID:W3cx/y+8
「まだ動いちゃ駄目、もう少し休んで――」
 私は精一杯の微笑を眼下のロックに投げかける。
「すまない。セリス――俺が無茶しなければ――」
「貴方から無茶をとったら何も残らないわ――でも、そんなところが好きなの私は」
「セ――セリ」
「ん――」 
 驚くロックの唇に、そっと自分の唇をあてがう――乾いた唇だが、温かさと何より、優しいキスだった。
「セリス――」
 ロックはほうけたような顔で私を見つめる。
「ナルシェのおじいさんもさ――きっと宝石なんかより、価値のあるものだと言いたかったんじゃないかな?」
「そうかもな――景色以上に、ここに来なけりゃ、こんなにいい気分にはなれなかったよ」
「あら、私のキスは高いわよ?責任とってよね」
 ウインクを返しながら、再び風景を見つめる。
 そう――私とロックにとっては、財宝よりも、この一瞬こそが何よりの宝かもしれない――だって、
ずっと言えなかった事を言っちゃえたんだから。
「セリス――」
 不意にロックが、私の頬に手をあてる。
「ん――?」
「ずっと一緒に生きていこうな」
 ロックは精一杯の笑みと、温かい言葉をくれた。
「ええ!」
 私たちは再びキスを交えながら、暖かい陽気と泉の香りを楽しんでいた――。

127 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:24:29 ID:W3cx/y+8
以上です。

FF6はこの二人が好きだったので、
かなり昔に書いてみたものです。

また気が向いたら何か書いてみますね。
では、連レス長文失礼致しました。



128 :名無しくん、、、好きです。。。::2006/12/02(土) 18:25:47 ID:W3cx/y+8
スマソ、ギャルゲ関連じゃなかったな。

>>1 を百回読み直してくるぜ('A`)

129 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 19:25:38 ID:SL00+jYX
>>115
ごめんルナマリアは出ない確率高い、何故なら俺はステラhな、なにをするきさまー!

>>117
結局行数が解らないので適当に投下してみるテスト。プロローグ部だけですが。
ちなみに題名はまだ(仮)です。monochrome×種死です。
携帯五千文字はここでどのぐらいの長さになるんだろ?

>>128
なに、逆に考えるんだ。
>>1でエロゲ可能と書いてあるぐらいだから、そのぐらいならいけるだろうと考えるんだ

……ダメカナ?

130 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 19:37:01 ID:SL00+jYX
今計算したらかなり短かったorz
所詮携帯か……今度から気をつけよう。

そして今食事に呼ばれたのでまた後程。今日中に。


131 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 19:57:15 ID:SL00+jYX
では投下します。
-------------------------------------------

 寒い……。
 全身を縛り付けるような冷たさが、身体に襲いかかる。本当なら苦痛を感じるほどの気温だが、当の本人は、夢まぼろしにたゆたうように、ただぼんやりとしていた。

(俺は……死んだのか?)

 自然と心の中で発せられた問い。よく人は死に際に寒いと訴える光景があるが、自分もその口なのだろうか。冥府への階段の一段目に、既に足をかけているのかもしれない。
 だが、やりたい事はやった、シン・アスカは、因縁の相手、フリーダムをついに討つ事に成功したのだ。そして、その爆発に巻き込まれた所までは覚えていた。

(やったぞ……レイ、そしてマユ)

 家族を殺し、もしそれが勘違いだとしても、突然戦場に現れては無意味に荒らし、仲間を何人も消していったフリーダムはこの手で仕留めた。
 惜しむらくは、ともに討つべく協力してくれたレイや、ミネルバのみんな―――アスランに関しては余り考えたくない―――に戦勝報告が出来ない事、マユに墓前で言えない事だろうか。
 そう思考が出来るのも、後少しだろう。行き着く先は闇か天国、いや地獄?ならばせめて、マユかステラに出会える事を祈って。
 シンは、意識を閉じて、全てを何かに委ね、考えるのをやめた。


132 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 20:03:00 ID:SL00+jYX
 そういう気分に浸っていたのも、ごく僅かだった。

「ごわっ?!」

 詰まったような悲鳴をあげ、シンは起き上がった。行き着く先は案外近かったらしい。

「なんだよ…雪?」

 顔に降り注いだ、自分を叩き起こした正体に触れると、白い水気のあるもの―――雪が水になって溶けていった。
 いつの間にか、森の中にシンはいた。葉は枯れ落ちた木々、辺り一面に積もり、なお空から降り注ぐ雪。最近までコロニー在住とはいえ、地球にいた方がまだ長いシンだが、ここまで雪国というぐらいの雪は見た事が無い。
 という事は、ここは地球なのだろうか。しばし物珍しさに辺りを見回していたが、やがて寒さが少し厳しくなり―――防寒を兼ねるパイロットスーツでなく、何故かザフト謹製の赤服だった―――、どこへともなく歩く事にした。
 インパルスを探すか人のいる場所を見つけるか迷ったが、少し先も見通せない森の中ではどちらにせよ同じだからと思い、先にどちらかを見つけてから考える事にした。

 先に見つけたのは街だった。月の見えない曇りの夜、人は全く通っていない商店街で、何処と無く物寂しさを感じる。だが、そんな事よりシンは別の事に気付いた。
 地球はエイプリルフールクライシスやニュートロンジャマーの投下からヤキン・ドゥーエ戦役、そしてユニウス落下と現在続いている戦争で、大部分が荒廃している筈だ。
加えて周囲のあちこちに書かれた日本語―――シンはアカデミーで少しだけ習った―――からここは東アジア共和国が一つのニホン地域だと思ったが、にしては平和過ぎた。ロゴス排斥の暴動どころか、戦争の気配すら見られない。

133 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 20:05:34 ID:SL00+jYX
 これじゃあまるで、異世界だ。それとも、死後の世界は日本語が公用語なのだろうか?その他の地域の人は大変だろうなとくだらない思考をしながらの、その疑問に関する答は商店街を抜けた後の公園の、ゴミ箱にあった。
 風が吹き、ゴミ箱から古新聞がこぼれ落ちる。人っ子一人いない公園にぼおっと立ち尽くすシンの足に引っ掛かり、蹴り飛ばそうとして気になった書き込みを見つけ、拾いあげる。

 200×年○月△日―――

 まず、目眩がした。次に夢かと思い、頬を抓る。痛い。そしてもう一度、新聞を見る。

 200×年○月△日―――

 聞き覚えがある。歴史の授業で、コズミックイラの前は西暦で年号を表していた筈だ。CEはまだ二桁程度だし、新聞があって四桁なら、ここが地球である限り恐らく西暦だろう。
 視界がぶれる。足下が崩れ去る気がする。
 元々大きな目的を達成した直後という事もあり、シンの心の中は空っぽに近かった。加えて、気付いたら自分の世界から切り離されていた。
普段の彼なら悪態か愚痴でも叩きながらも、だれか人を探して走り出すだろうが、この精神状態に加えて流石にこんな非常識な事態、どうしていいか分からない。分かる筈も無い。
 死んでるのか、生きているのかすら現在状況を把握できない。死んでいるのなら、諦めもつくのに。
 このまま、何時とも何処とも知れぬ場所で、仲間に二度と会えないまま、寂しく朽ちて行かなければならないのだろうか。これが、怒りに任せて仇敵を倒した代償なのだろうか。
 それとも世界が、アイツが殺されることを嫌がった?否定した?だからなのか?これは罪なのか?罰なのか?
 絶望が、波の形を取って押し寄せてくるように見える。寒さがナイフのように鋭く、身体や心の暖かさを削り取って行く。
 何もかもが分からなくなってしまい、シンはさっきとは逆の理由で考える事をやめた。

134 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 20:14:38 ID:SL00+jYX
 桐丘千歳はれっきとした成人である。しかも、職業は教師である。おまけに桐ヶ丘学院の学院長である。
例え背丈が小学生ぐらいしかなくとも、実際行動が少しばかり子供っぽくとも、千歳は間違いなく成人しているし、生徒からはちーちゃん先生と慕われる人気教師なのだ―――体躯のおかげである可能性は否定出来ない理由の一つであるが。
 彼女は学院近くの廃寮で、弟と二人暮らしをしていた。時々仕事が忙しくて、その日に帰ってこられないこともあるが、概ね二人は中の良い姉弟であった。
 そんなある晩、一般人ならとうに眠りについた時間、しかし深夜まで働いて漸く寝ようとしていた千歳は、自室の窓越しに、庭に立つ少年の姿を見つけた。自分の学院の生徒達と同じぐらいの年代だろうが、この辺りでは見ない姿だ。
それを差し引いても、日付も変わろうとしている最中、こんな廃寮の庭を一人、足取りも重く歩いているだけでも十分奇異ではあった。
 何処かの家出か、それとも何か犯罪にでも巻き込まれているのか。

(どちらにしても、見ぬ振りはできないよね)

 教師としても、大人としても。
 パジャマの上にコートを羽織り、玄関に出ようとした時、ちょうど風呂に入ろうとしていた義弟の大輝と遭遇した。

「義姉さん、こんな時間にどうしたの?」
「大輝、暖かい飲み物,用意しといて?できればスープがいいかな」
「……? わかったよ」

 疑問の視線を小さな背中に受けながら、千歳はドアを開いた。いつもの冬と変わらない、北風の吹く夜だった。


135 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/02(土) 20:28:46 ID:SL00+jYX
 次回予告

 暖かな寝床にありつけたシンアスカ。
 異世界に来てしまった事にショックを受け、悩みながらも、平和な生活は戦いですさんだ心を癒し始めていた。
 だが、またもや天使と名乗る者はシンに心休まる暇を与えなかった。
 予想外の攻撃に胃を、そして耳を潰されたシンの運命は!?

 次回、『ガンダムSEED PHANTASIA(仮)』黒い天使

 恐るべき凶悪兵器に負けるな、シン!

-------------------------------------------------------
正直スマンカッタ(ry
KID倒産しやがった……モノクロ続編外伝フラグも崩壊したらしいし……orz

136 : ◆rC65EX7nqw :2006/12/03(日) 00:56:51 ID:9Cfco9EM
種ネタなら分かる。gj

137 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/12/03(日) 06:11:41 ID:xR87zsQm
すごい!いつの間にかこんなに増えてる!これからもどんどん増えればいいな。
自分も続き書きたいけど最近、テストやら課題やらで忙しくてできないorz

138 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/04(月) 03:32:37 ID:r3QoDRjr
>>130、GJ!
ずっとROMってたけど、ここも活性化してきた感じだね。よかよか。

俺は投下を迷ってる…
理由はたくさんあるけど一番の理由は「うんこしたい」からかな。

まあ兎に角職人さんたちガンガレ

139 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/04(月) 17:23:12 ID:+ytwgsbi
>>138
うんこと一緒に投下するんだ!

140 : ◆rC65EX7nqw :2006/12/05(火) 01:12:01 ID:Q4H1CsvU
>>139
ちょww爆撃w

「ん?どうしたよ雅?」
「いや・・・なんでもないよ」
 そんなこんなで、静波さんに対して疑心暗鬼になりながらも学食で墨人たちと昼食を食べれることにはな

った。まぁ、勝手に走って居なくなったからこれ以上考えるだけ無駄と、そう(必死で)考えて現在は墨人

たちと楽しい食事。
「ねえ雅くん、どう?おいしい?」
 昼休み頭に愛美が渡してくれたお弁当を少しずつ突っついていると、不意に訊かれた。
「うん、美味しいよ。ありがとう」
 そう言うのが礼儀というか当たり前というか、いや、当然なんだけどね。
 愛美に料理教えたのも僕だし・・・・・・
「でね、墨人くんには何作ったと思う?」
 と、それから活き活きとした目で僕を見ながら愛美は訊いてくる。というか、言われて気付いたけど、墨

人ってもう食べ終わってたのね。
「ん〜・・・・・・と、僕が貰ったのは普通の中身だったから・・・なんだろ・・・・・・」
 しかし、予想を立てるまでもなく考えに詰まってしまう。ヒントも無しなら当てるのは厳しいけど・・・同じ

中身か・・・・・・
 しばらくの思案の後に、それを途切れさせたのは墨人の一言だった。

141 : ◆rC65EX7nqw :2006/12/05(火) 01:13:01 ID:Q4H1CsvU
「・・・・・・イカ墨のパスタ」
「は?」
 それは、とても小さい声で喋られたものだから、僕はついおかしな返事を返してしまう。
「墨人のパスタ?」
「イカ墨だ!!」
 あえてボケてみたけど、まさか怒鳴られるとは。あまりの勢いだったので体ごと隣に座っている愛美の側

まで退いてしまった。
 しかし・・・
「イカ墨・・・ねえ」
 そこで視界の真上に捉えている愛美の表情を見る。なんの考えがあってイカで、墨で、パスタなんてもの

を学校に持ってきたのだろうか。新手の嫌がらせ?
「いいじゃない?イカもおいしいし、私も新しいレシピ作れるようになりたいのよ」
 と、意気揚々に愛美はいい、満面、とは言いがたいけどそれに近い笑顔を僕に向けた。
 ちなみに、なぜ墨人が狂気に満ちていたかというと、そのイカ墨パスタは頗る美味しくなかったからとの

こと知ったのは、それから放課後のことだった。



142 : ◆rC65EX7nqw :2006/12/05(火) 01:14:48 ID:Q4H1CsvU
「・・・・・・しまった」
 目が覚めたのは十時半。マズい、完全に寝坊した・・・・・・
「洗濯して出かけたかったのに・・・・・・」
 まぁ、今日は土曜日だからいいけど。
 ベッドの感触を名残惜しみながらも、上体を上げて眠気を覚ますべく洗面所へと向かう。
「・・・・・・む〜・・・」
 水を一面に張って、面倒だから顔から思いっきりそれに浸る。
「・・・・・・じゃなくて!」
 それで眠気が覚めると途端に、やり忘れていたことがぽつぽつと頭の中に浮かび上がってきた。
 本当は、六時に起きて掃除機かけて、終わったら洗濯して、それから昼に図書館だったのに・・・・・・
「・・・・・・諦めて二時から行こうかな」
 というか少しどうでもよくなってきた気がする。
 不意に、鏡に映る自分の姿を見た。
 髪の毛は・・・長い癖に別段起き抜けで跳ねてるわけでもないし、まぁ水浸けて濡れちゃったけど。
 手で少し撫でて、それからまた自分の姿を見る。
 自分でも分かる。女の子に間違えらえるのはこれじゃ仕方ないって。
「だけど・・・・・・ね」
 切りたくないし、ね。好きじゃないけど、やっぱり・・・・・・
(・・・・・・そういえば)




143 : ◆rC65EX7nqw :2006/12/05(火) 01:16:46 ID:Q4H1CsvU
『あ、雨ふってきた』
 小さい頃から、もう肩より下・・・背中まで髪の毛伸ばしてたっけ。
『ん・・・・・・さむいよお・・・』
 その女の子、なんで僕と遊んでたんだろ・・・・・・。思い出せないけど、確か二人で遊んでたときに、雨降っ
てたんだっけ。
『だいじょうぶ?』
 濡れて濡れて、走って公園の屋根付きのベンチの中まで走ったんだよね。けど、女の子のほうは結構雨で濡れて、寒そうにしてたんだよね。その頃の僕と同じくらい伸ばしてた髪が服に張り付いてて、だから僕が、寒くないように抱き締めたんだった。
『あったかい?』
 今思えば濡れたままお互いくっつけば寒いはずなのに、女の子は・・・・・・
『うん!!』
 なんて、笑顔で言ってくれたんだよね。
『ねぇ・・・・・・』
『なあに?』
 そして、最後に言われたんだ。自分じゃそうは思ってないけど、その子は僕の、濡れて水を滴らせている髪を少しだけ握ると・・・・・・
『キラキラしてて、とってもキレイだね』



「・・・・・・なんて」
 どう考えても小さい頃、というより小さすぎるじゃない。確か五、六歳の頃だったかな?・・・・・・まぁ、い

い思い出だったっていうことで。というか、全然詳しく覚えてないや。
 ちょっと寂しいけど、僕は鏡に映る自分に笑顔を向けて、覚醒しきった意識で忘れていた家事のことを思い出して焦って着替えはじめた。
 けど・・・いつか、またあの子に会えたらいいな・・・・・・なんてね。

144 : ◆rC65EX7nqw :2006/12/05(火) 01:17:32 ID:Q4H1CsvU
しまったOTL
今見たらテキストの右端折り返しで文書がおかしくなってるorz

145 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/12/08(金) 05:54:43 ID:tIEFOztA
歩「ま…まぁ、ええわ。よっしゃ!コレでアタシらはマブダチや!宜しくたのんますよ!」
香菜「えぇ!?」
いのり「かっ…勝手に友達にされちゃった。」
歩「なんじゃいワレ。なんか不満でもあるんかいのう?おぉう!?」
香菜&いのり「い…いえ、何もございません…ガクガク((´Д`;))ブルブル」
奈良なのか広島なのかはっきりしてほしい。
歩「OK!しかしだな諸君、悲しいことに今日、我らが明るき未来の灯火が早くも消え去ろうとしている!"藤原雅"だ!」
いのり「誰?」
香菜「私もよくは知らないの。」
歩「よくぞ聞いてくれました。」
いのり「いや、別に…。」
歩「あれは30分前、桜の舞う入学式の日のことや。」
香菜「そりゃ30分前だしねぇ…。」
歩「アタシは今日、新しい学校生活にwktkしながら校舎への道程を走っていた…」

歩・回想「遅刻、遅刻〜!入学早々遅刻なんて超ヤバイって感じだよね〜!」
香菜&いのり「…。」
歩「その時やった。アタシの目の前にあのコンチクショウが現れたんや。
ヤツはなんのためらいもなく持っていた薙刀を振りかざし、おもいっきり殴りおった。」

スパコーン!!

146 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/12/08(金) 05:56:45 ID:tIEFOztA
歩・回想「なっ…何すんの!?」
雅・回想「このように人通りの多い歩道を自転車で全力疾走とは何事ですか愚か者!人を撥ねたらどうするのです!」

香菜「えぇ〜?自転車だったのぉ?それは危ないよぉ。」
歩「危なくない!アタシはこれでも自転車SSスーパーライセンスを持っとるねんやから!」
それはいったいどこの国でどうすれば手に入る代物なのだろう。

歩・回想「…っつ!貴様!浜学やな?アタシの顔に傷を付けおって…。許さん!」
雅・回想「貴様では無い。藤原雅です。その悪そうな頭に叩き込んでおきなさいこの愚か者!」
歩・回想「ムキー!!」

歩「…そして今にいたる。」
いのり「は…はた迷惑この上ない…。」
歩「あ?」
いのり「いいいいいえ!何でもないです!!」
こ…恐い。何と言うことだろう。希望に満ちた入学式のはずが三年もの地獄の幕開けになろうとは誰が予測できるであろう。
歩「よって!アタクシは今日、FOK団を設立することをここに宣言します!」
香菜「FOK団って…?」
歩「“藤原を大いに苦しめるための木瀬歩の団“略してFOK団。」
いのり「うわぁ…痛い…。」

147 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 20:45:12 ID:a2XRBeM8
投下予告します。24時間以内です。オッケーですか?

148 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 21:38:37 ID:/E392zm1
期待しているぞ

149 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:02:05 ID:a2XRBeM8
期待に応えられるか……ガクブル。

-----------------------------------------------------------------
ガンダムSEED PHANTASIA(仮)1話「やっぱりラッキースケベ」

 目の前に降り注ぐ眩しさに、シンは目を覚ました。ベッドの暖かさが、昨日までの冷たさを追い出すように身に染みる。そうだ、さっきのは間違いだったんだ。
 ただの悪夢。ひと一人いなくて、ただ寂しくて、寒いだけの世界。今目覚めさえすれば、いつものようにミネルバの自室にいる。
 そう信じて、瞳を開けたが。

「……どこだ?」

 出迎えたのは全く知らない天井。どこかの家屋のようだが、つまりは誰かに運ばれたという事か?
 なら、少なくとも夢の中と違い、人はいる。その事に、シンはまず安堵した。夢の中だったとはいえ、あの時はわけがわからなさすぎて我を失い、今まで意識が無くなっていたぐらいだから。

「よかった……誰かいるんだ」

 そう安心しきっていたのだろう、シンは横にある不自然な――――不自然過ぎる膨らみに気付かず、ベッドの横に手をついた。

 ふに。

 まるで人肌のように暖く、触り心地がいい。このまま触り続けるだけでも、心が安らいだり場合によっては興奮したりするだろう、そうあって問題無い状態ならば。
 だがシンは逆に、異常な程の不安に、血の気の引く音が聞こえた気がした。
 警告が頭の中を跳ね回る。今すぐここから離脱しなければならない。それも可及的速やかに。
 しかし逆に離脱すれば離脱したで、余計にまずくなる気配がする。疑いを増加させると言うか、そんな雰囲気が。
 そんな青少年の煩悶を知らず、答えは勝手に現れる。シーツが巻き取られ、膨らみに巻き付いて行く。
 その正体は少女だった。金髪で、いかにも活発そうな、自分と同じぐらいの年代の。シーツの下に特に身を包むものが見られないが、つまりはそういう事なのだろうか。
 その少女が半身を起こし、シンの視線と交錯する。部屋を包む絶対零度の時間。一秒が一時間にもそれ以上にも感じられた。
 緊張の冷や汗が一滴、顔から流れ落ちていこうかとする頃、少女が口を開くのをきっかけに漸く時が動き出す。

「……こういう時って、責任取ってって、言えばよかったんだっけ」
「あ、あ、あんたってひとはぁぁぁぁ!?」


150 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:03:43 ID:a2XRBeM8
「いやあ、さっきの反応はよかったわぁ。大輝だとああはいかないから」

 あれから叫び声を聞き付けた千歳は、様子を見るなり動揺一つせずやれやれと肩をすくめ、朝食が出来てるからと一足先に去っていく。
あれ?放置?もしかして慣れっこ?と混乱のシンは、そのままあれよあれよと言う間に、食堂のテーブルについていた。
 もと寮らしくやけに広い部屋で、一つのテーブルに四人がぽつねんと食事する光景は、何となく落ち着かなかった。
ただ、同じぐらいの年頃にみえる遊羽――――シンはまだ名前は知らないが――――とは、向こうの物怖じしない性格もあいまって比較的普通に話せるようになったが。

「ベッドの中に、いきなり女の子がいたら、びっくりしないほうがおかしいだろ?」
「お約束じゃないの?青少年には必然的な。そう聞いたけど」
「……誰から聞いたんだよ」
「それはてんs―――むぐ」

 今までいなかったハイテンションな性格についていけず、シンは助けを乞うように周りを見回す。
 少し年上のような男、大輝は諦めてくれと言うように肩をすくめるだけだが、遊羽の口を塞いでいた一回り小さな少女―――千歳がそのSOSに答える。

「あはは……いきなりごめんね。遊羽ちゃんも悪気はないから」
「ぷはー!そういえば大輝って酷いのよ?さっきと同じ事したのに、全く以て無反応なのよ?
 こんな美少女があんな事したのに!あなた、どう思う?」

 どう思うと聞かれても、コメントに困る。シンが差し障りの無い答を返すのと、大輝が話すのはほぼ同時だった。

「……ノーコメントで」
「色気無いのにしてもどうもしない」
「メガむかつくぅ〜!」

 そんな風景を体験していると、ふと思い出す。
 小さな頃、家族のいた頃の食卓。アカデミーやミネルバの、仲間と食堂で笑い合った事。
 今はもう帰ってこない日々を思い出すと涙が出てきそうになる。それをすんでのところで堪え、遊羽と大輝の喧騒を少し遠くに感じながら黙り込んでいると、千歳がそういえばと思い出すように尋ねた。

「ところで、君の事、教えてくれない?」

151 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:06:24 ID:a2XRBeM8
「俺は……シン・アスカっていいます」
 食事が終わってひと心地ついてから、シンは語り出そうとする。
「シン君、ね。私は桐丘千歳。そこの大輝の姉なの」
「……え?」
「聞きまちがいじゃない。確かに、俺の義姉さんだ」

 弟と言われた本人から言われても、シンはすぐには信じられない。
 大人っぽいように見える大輝の妹ならともかく、こんなにも小さくて、小学生みたいで、ちみっこでろりぃで美幼女な、生前のマユぐらいの身長しかない彼女が姉とは、この世界はどうなってるのだろう?
すでに狂気に片足を突っ込んでいたのか?もうSAN値が無いのかもしれない。
「すっごく失礼な事、考えてない?」
「そ、そんな事は……」
「それから、年は23歳―――」
「な、なんだってー!?」
「今の反応でよく分かるんだけど」
「ごめんなさい」
 どうやら狂気ではないらしいが、シンは未だ目前の事が信じられなかった。今まで存在しなかったタイプのキャラだった事が、混乱に拍車をかけた。

「シン、ね。オーケイ、刻んだわ。私は遊羽。
 つい最近ここに居候になった、いわばお仲間ね」
「遊羽ちゃん、アスカ君はまだここに住むって決まったわけじゃないわよ」
「そなの?」
「……分からない。俺だって、今ここがどこで、何でこんなところにいるか分からないんだ」
「あ、それ私も。朝目が覚めたら、大輝のベッドの筈なのに知らない人が寝てるなって思ったんだけど」
「知らない人相手にしたのね、あれを……」
「いやあ、布団の中身を見ずに入ったのが失敗ね」

 全く懲りた様子の無い遊羽。この調子は、しばらく先に同じ事をしそうだと千歳は頭を抱えた。大輝の事だから、誘惑されないとは思うけど。

「それから、こっちの不愛想で無口なのが大輝ね」
「……よろしく」
「遊羽ちゃん、人の義弟を変な紹介しないでくれる?」


152 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:08:19 ID:a2XRBeM8
 千歳が言うには、夜遅くに彼女が就寝に入る間際の事、窓越しに寒空の中の庭でぼおっと突っ立っているシンを発見。近くで声をかけたが反応が無く、体が酷く冷えて危険と判断したので室内へ。しばらく暖めてからベッドに寝かせたとの事だった。
 ちなみに昨晩大輝が準備したまま飲まれなかったスープは今朝朝食としておいしくいただきました。

「……って、こんな様子だったんだけど、どうしてあんなところに?」
「分かりません……。
 とにかく俺、気がついたらこの『世界』……いや、『過去』? にいて、誰も人がいなくて、ショックを受けたまま気付いたらここに……」
「『世界』?」
「『過去』?」

 妙な反応にシンはつい口を滑らした事に気付くが、やがて話す事を決心した。
 それは未だ着たままの、一目見たら分かる程有名なザフトの赤服を見ても態度を全く変えない―――ナチュラルなら尚更な―――三人を信用しようと思ったし、何よりやっと人に会え、話が出来た事に、心が緩んでいたのだ。
「俺は―――」

 ザフトからモビルスーツ、そして戦争やここに来る直前直後の話を一通りした後の桐丘姉妹の反応は、困惑だった。
 確かに話自体はよく出来ており、矛盾も少ない―――一部理解出来ないところもあるにはあったが―――し、質問疑問にもはっきりした答があったが、それだけで信用しきれないのは人間のサガである。遊羽は、話の開始五分で理解を放棄した。
 かといって、昨晩あんな風になっていた彼をまた、放り出すのは心苦しかった。故に、決定した理由は、理屈ではなく心のままに。


153 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:09:40 ID:a2XRBeM8
「それがほんとの話かは、私達は分かんないけど。シン君が何とかなると思うまでは、ここにいてもいいよ」
「本当ですか?あ……ありがとうございます」
「うん」

 千歳は少し昔を思い出していた。大輝が記憶を失った事から時々する、自分の立ち位置が解らない寂しそうな目を、この少年にも見て取った。だから、見捨てられなかった。

「後、ここを自分の家だと思ってくれていいからね。
 あ、もう一度言うけど、私おねーちゃんだから」
「義姉さんが言うなら、俺も反対の理由は無いな」
「大輝には前科があるしね」
「その原因のお前が言うな。
 ……歓迎する、アスカ」
「よろしくね」

 三者三様の返答。その言葉を聞き、シンは気付いたら涙を一筋流していた。
 それが安堵からなのか、優しくされたからなのかは分からない。無意識で、戦いから本当に離れた場所にたどり着けた事を理解したのかもしれない。
 帰る日が来るのかどうか、それとも二度と帰ることが出来ないのかもしれないけれど。今は、このままこの暖かさに感情を任せる事にした。


154 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:11:42 ID:a2XRBeM8
 暗い場所にいた。
 上も下も、距離も時間も、重力も何もかもが分からない。
 光すらもなく、自分の体がどこに在るのかも分からない。
 意識すらも、無限の彼方に溶けてしまいそうな場所に、キラヤマトはいた。

(僕は……)

 ここに来る前に何があったのか、よく思い出せない。
 ただ、何かをしなくちゃいけない。何かを、守らなきゃいけない。その思いだけが、胸の中に残っていた。
 だが、ここからどうやって出るのだろう? 光も闇もない、宇宙創世前の様な暗黒世界から。

(……あ)

 出たいという思いが通じたのか、空から一条の、白い光が差して来た。
 その光は地獄に伸びる雲の糸のように見えるし、誰かが助けようと伸ばした手の様にも見える。
 目的も、したかった事も思い出せないけれど。
 時間も空間も超えたこの世界から抜け出す為に。

(オレは……いや、僕は……)

 彼は、静かにその目を、開いた。

155 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/10(日) 22:26:46 ID:a2XRBeM8
次回予告(BGM・チャーチャーチャチャーチャー(ry )

前回の次回予告が実は数話以上後の物と知ったシンアスカ。
同じ頃、キラヤマトもこの世界で目覚める。運悪く遭遇した二人だが、キラは様子がおかしかった。
片やシンは仇敵と出会い、声を聞いてあることを思い出した。
(三上智也って、中の人はグリリバだよな?内野一って、誰?)
次回、『ガンダムSEED PHANTASIA(仮)』二話「この次回予告はフィクションです」
嘘、大袈裟、紛らわしいをJAR○で撃て、インパルス!

--------------------------------------------------------------------
ごめん悪かった反省しているだが謝らなな、なにをするきさまー!(棒読み
この後どうしよう、修行と思って苦手なシリアス行くか、普通にグダグダのんびりいくか。
極めよ道、悟れよ我!

そういえば連ザ2+買った友人曰く、ゲームではフリーダムがシンの家族吹っ飛ばしたとなってるみたいですね。
PS2版はマワールのパイロット(CV:鷺沢一蹴の中の人)が出るらしいですし、シンが時間跳躍するみたいですし、買ってみようかな。

スターゲイザーの爆弾見てコーラ吹いて友人に怒られましたが。

156 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/12/12(火) 06:23:23 ID:2kfTJ6qd
>>155
ちょww次回予告ワケワカメwww

157 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/15(金) 04:51:00 ID:poa4xH4v
ほす

158 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/18(月) 05:41:01 ID:2nn13DSU
過疎あげ

159 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/18(月) 16:27:52 ID:BS3gobNR
ごめんね……少しばかり忙しくて書きにくい状況なんよ
少しずつ書いてはいますので
ところでやっぱり名前は要りますか?つけ忘れてましたが

160 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/21(木) 07:29:13 ID:rsvfRxcd
>159 うん。

でも…本来は、見分けがつかなくなる、てな危惧で、
誰かが付けておいて、て話だったから、まあ、今更
名付け忘れで、怒る奴もいないとは思うが…

ま、できるだけトリップを付ける、を基本で。



161 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/12/22(金) 04:42:19 ID:1xhCiMG1
歩「あぁ?痛いっでなんだべ?オラのなーにがいでーだ!」
いのり「ひいぃぃ!」
だからどこ出身だ。
香菜「でも、関係ない人を苦しめるのもなぁ…」

つばめ「ふ…何やら困ってるようね。」
香菜「あ…あなたは!」
作者がノロノロ書いてるせいでお忘れかもしれないけど、彼女こそこの物語のキーパーソン・南つばめである。
私の本名は桧月彩花。中学生の時、このつばめさんの運転する軽トラに壮大に追突された私は、
証拠隠滅の為に無理矢理に舞方香菜に改名させられ、第二の人生を送ることになった。
今思えば何故わたしはここまで乗せられてしまったのだろう…。
つーか日本の警察はなにやってるのかしら!?
つばめ「話しは聞いたわ…。つまり貴女たちはその…藤原紀香に復讐したいのね?」
香菜「雅です。しかも貴女達と一括りにしないでください。ってかなんでココに?」
つばめ「ヤボなこと言わないの。朝のドラマ小説見てたら私のオモシロメーターが鬼太郎並にピーンときたのよね。
これは香菜ちゃんが面白いことになってるなって思って飛んで来たの…。」香菜「なんと迷惑な…。」

162 :立花道 雪 ◆GgONjKGvFs :2006/12/22(金) 04:48:30 ID:1xhCiMG1
つばめ「私の助け…必要でしょ?」
香菜「いりません。」
つばめ「もう、素奈緒じゃないなぁ。」
??「はいそこ!名前ネタNG!サッΞ」
………誰?今すごい勢いで去って行ったけど。
歩「あの…失礼ですが、どちらさまですか?」
つばめ「人に聞く前に自分で名乗る。これ常識。」
歩「あ…ああ、アタシは木瀬。木瀬歩。」
いのり「陵いのりです。」
つばめ「うん、知ってる。ずっと陰で見てたし。」
歩&いのり「…。」
香菜(こ…この人は…。)
つばめ「私は南つばめ…。大学生よ。つまり貴女達は私よりも下っ端…。フッ、勝った。」
歩「こ…この人大丈夫なんか?」
香菜「たぶん群青レベル80オーバーしてるけど大丈夫だよ〜。」
いのり「香菜さん…。それ大丈夫じゃないと思う…。」
つばめ「とにかく貴女は藤原さんに対して復讐したいのでしょう?まかせて…
私が必ずあの女に『きゃーノビタさんエッチィ!』と言わせてあげる。」
いのり「コワっ!!」
歩「それはええなぁ…。くくく。」
あぁ今この学園には世界一自己中な女が揃い踏みしてる…。

163 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/28(木) 03:52:07 ID:bFVLiNoM
保守っとく

164 :名無しくん、、、好きです。。。:2007/01/01(月) 03:03:03 ID:UQml6kLn
年明け保守

165 :名無しくん、、、好きです。。。:2007/01/06(土) 06:19:31 ID:xvsFyNzp
保守

107 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)